- 将棋の免状など、過去あまり紹介されていない資料も展示
作家の三浦綾子さんの夫・光世さんの生誕100年企画展が、三浦綾子記念文学館(旭川市神楽7条8丁目)で始まりました。
綾子さんには手の痛みがあり、「塩狩峠」の執筆から、綾子さんが語る文章を光世さんが書き留める口述筆記を始めました。三浦文学の源泉には、綾子さん自身の生き方と、光世さんとの二人三脚の夫婦愛があります。
企画展では執筆のパートナーとして「与えた光」、信仰者として「示した光」、甘えられる存在として「包んだ光」の3つの光に焦点を当て、光世さんの著書や歌集、綾子さんに宛てた年賀状、愛妻弁当をほめたメモなど多様な資料を通し、光世さんの人物像を紹介しています。
同館の難波真実(まさちか)事務局長は「妻の創作活動を支えた光世さんと、夫への尊敬と感謝を忘れなかった綾子さん。支え合った夫妻の姿を知ってほしい」と話しています。来年3月20日まで。観覧には入館料が必要です。問い合わせは同館(TEL:0166-69-2626)へ。