三浦文学の魅力
五感で体験して

開館20周年を迎える三浦綾子記念文学館の1階常設展示室がリニューアルしました。「五感で体験する展示空間」をコンセプトに、デザインや展示内容を見直し、さらに深く三浦文学の魅力に迫ります。

20周年記念事業の一環で、常設展のリニューアルは10年ぶり。展示室ごとの仕切りを取り払い、開放的になった空間には、三浦さんの人生を木にたとえた年表や、時代とともに変遷した多彩な作家活動を紹介。さらに、三浦さんの印象的な「ことば」を記した紙を天井からつるして、手にとれるコーナーを設けました。視聴覚室では、デジタル化した三浦さん関連の映像コンテンツ100本以上を視聴できるほか、写真資料や過去の企画展のパネルなども検索して閲覧できます。

難波真実常務理事は「展示室から喫茶コーナー、さらに見本林まで連続性のある空間になりました。様々な感覚で三浦文学の世界にふれてほしい」と話しています。

ことし9月末には、三浦家の書斎を移設、復元した分館がオープン予定。現在、クラウドファウンディングで、費用の支援を募っています。