北海道の名付け親
松浦武四郎のミュージカル

探検家・著述家の松浦武四郎を題材にしたミュージカル「松浦武四郎～カイ・大地との約束」が、9月21日(金)午後1時45分から旭川市民文化会館で上演されます。

武四郎は16歳から日本国内をめぐり、自ら見聞きしたことを克明に記録して、多くの資料を残しました。蝦夷地の探索は1845年、28歳のときが最初。以降6度に渡り、案内役をかってくれたアイヌの人々と寝食を共にしながら広大な大地を調査しました。

物語では、アイヌと親交を深める中で、その知恵と誇り高い生き方に惹かれた武四郎が、和人による過酷な支配に心を痛め、世話になったアイヌの娘の願いを叶えようと決意します。幕末から明治の激動の時代、アイヌと和人が対等に生きる道を探った武四郎の姿を、日本の伝統芸能をベースにした演目に定評がある秋田県の劇団・わらび座が、力強い歌声に乗せて好演します。

主催は旭川商工会議所。北海道150年、ならびに同所の100周年を記念して企画しました。料金は2000円で全席指定。チケットの購入、問い合わせは旭川商工会議所(電話0166・22・8411)へ。