火災を乗り越え再出発
オーダー白樺家具を制作

展示品がすべて焼けてしまったため、現在は白樺でスツールやトレイなどの小物を中心に数を増やしています。木の節や辺材をそのまま生かしたダイナミックなデザインは、飾らない人柄を反映しているよう。「作ってるときがやっぱり一番楽しいんだよね。今までも半分趣味みたいなもんだったし、長く続けていきたいな」とにっこり。「工房にない家具は作ってあげるから相談して」とあいかわらず気さくです。

現在、同社も参加している「ひがしかわ家具めぐりウィーク」が、10月14日(日)まで開かれています。毎年春と秋に実施している町内家具メーカーのセールイベントで、期間中は全工房30％以上割引。購入者には抽選でプレゼントも用意しています。参加店はこのほか森林環境に配慮したフェアウッド家具を作るアーリータイムスアルファ(北町13)、ヒーター付きコタツやベッドになるソファなどアイデア満載の家具が自慢のアール工房(東3号北21)。

実施店は過去最少ですが、期間をいつもより長く設定しています。期間中、製造現場を見学させてくれる工房もあり、1軒1軒にじっくりと職人の思いや家具の生い立ちを聴けるチャンスです。職人たちが真剣に、同時に楽しみながら作り出す家具の数々を見に行ってみては。問い合わせは実行委員会の宮本(電話0166・23・2006、ライナーネットワーク内)へ。