富良野塾OBらが公演
家族の再生の物語

脚本家の倉本聰さんが主宰した俳優と脚本家の養成所「富良野塾」のOBらが、10月27日(土)、28日(日)に富良野演劇工場で「みずのかけら」を上演します。

つまらないことで言い争い、家族と離れてひとり家に残った父の正夫の前に、水先案内人を名乗る男が「あなたは1年前に死んだ」と告げます。正夫が見守る中、男はそれぞれに悩みを抱えて生きる家族たちにも言葉を掛けていき…。8年前に市民劇団に書き下ろした作品を4年前にOBユニットで再演、今回キャストも新たに、再び家族の再生の物語を描きます。

脚本と演出を手掛ける太田竜介さんは、「わかりやすい人間ドラマを目指しています。演劇に触れたことのない人も楽しんでほしい」と話します。27日は午後2時と7時、28日は午後2時から。一般1300円(当日1500円)、高校生以下無料。未就学児は入場不可、無料の託児あり(3日前までに予約)。

また27日には同作品の鑑賞と、三浦綾子記念文学館、上富良野町の後藤純男美術館を巡る旭川発着のバスツアーを実施します。参加費は入場料など込みで6000円。問い合わせは富良野演劇工場(TEL0167-39-0333)へ。