東川町で一日限定「料理店」
温かく楽しく見守って

東川町社会福祉協議会は、2月3日(日)に町内の飲食店「東川楽座 笹一」で、認知症や要介護認定を受けている高齢者、そして町内の保育園に通う年長さんがスタッフとして働く「ひとあじちがう料理店」を開きます。

2017年に東京で介護福祉士らが実施した期間限定のレストラン「注文をまちがえる料理店」をベースに企画しました。「注文をまちがえる料理店」のスタッフは全員認知症。注文を間違えても「まあいいか」とおおらかに受け入れ、スタッフも来店者も一緒に楽しもうという新しい価値観を発信しています。

東川町ではこれを独自にアレンジし、要介護認定を受けている人、そして町内の保育園に通う年長さんをスタッフに加えて「ひとあじちがう料理店」としてオープンすることに。子供たちは先立って認知症サポーター講座を受講するなどして病気の特徴や接し方についても学びました。

提供する料理はハンバーグやブリの照り焼き、お弁当の3種。ベースは笹一の料理人が調理しますが、サラダの盛り付けやデザート作りは今回参加する高齢者が担当します。「お年寄りたちも、小さな子供がいるといつもよりもしっかりとした気持ちになるようです」と社会福祉協議会の遠藤久子さん。

残念ながら今回の予約はすでに受付けを終了していますが、今後も季節ごとに町内の飲食店を会場に定期的に実施していく予定。問い合わせは社会福祉協議会(電話0166・82・7505)へ。※今回の予約受付は終了しています。