もっと気軽に関心寄せて
地域で繋ぐリレーマラソン

　認知症の人や高齢者、障害者への理解が広がることを目指すリレーマラソン「オレンジRUN」が6月19日(金)に行われます。旭川市内の福祉事業所関係者らで構成する実行委員会が主催し、今年で2回目。

　このイベントは、認知症フレンドシップ協会が実施している「RUN伴」を契機に企画されました。RUN伴は認知症患者やその家族、支援者、さらに地域住民が少しずつリレーをしながらたすきを繋いでゴールを目指し、2011年は函館から札幌まで、2013年には旭川がスタート地点となり、昨年は帯広から広島県までを完走。しかし「RUN伴はすごく良いイベントだけど、ランナーが旭川を通るエリアはほんの一部。もっと地元に密着したイベントにして、多くの人に関わってほしい」と関係者らは旭川独自のリレーマラソンを立ち上げました。

　第1回の昨年は、介護や施設関係者に加え、市民70人が参加しました。今年は正午から、グループホームぞう(末広1ノ13)をスタート地点に、市役所までの約20kmを1区間1～5kmの距離に分けて走ります。子供たちにも関心を持ってもらおうと、コースは学校や保育所なども通ります。 　実行委では現在、参加ランナーを募集しています。「体力に合わせて距離を考慮しますので、普段運動をされていない方も大丈夫。車いすで参加する方もいます」と委員長の西塔さん。伴走者やAEDなどを備えた救護車輌、自転車などのサポートのほか、グッズ作成や声援参加、休憩やたすき受け渡し地点の場所提供などの協力も広く呼び掛けています。「どのような関わり方でもうれしい。オレンジ色のTシャツを着たランナーを見かけたら、手を振って応援してください。なによりの励みになりますから」。参加費は、個人もしくは事業所につき1000円。申し込み、問い合わせは実行委(和が家電話0166-50-0770)の清水さんまで。