戦争体験者の話交えて
カンナの花がつなぐ平和

カンナの花を平和のシンボルとして広める活動を行っている「カンナ・プロジェクト」の代表、橘凛保さんによる講演会「カンナ～広島原爆投下からわずか1ヶ月で咲いた花～」が6月17日(水)午後3時から、さわやか東神楽舘(東神楽町北1ノ東2)で開かれます。

橘さんは2004年、広島県の原爆資料館で瓦礫の中でも元気に咲き誇るカンナの花の写真に感銘を受け、「カンナを平和のバトンとして多くの人につなぎたい」とカンナの花の球根を植える活動をスタートさせました。広島県の小学校から始まり、これまでに全国で24都道府県、世界11カ国で植栽をしています。

今回、3回目となる旭川での講演では、橘さんがこの活動に至るまでの経緯や活動を通して得た出会いや人とのつながりなどについて紹介します。また、会場のさわやか東神楽舘に入居する戦争体験者が、戦争が生んだ悲惨さや悲しみ、そして今が豊かであることへの感謝やこれからの平和な未来への祈りを込めて、当時の様子を語ります。「戦後70年を迎えたこの年に、改めてみんなで戦争というものについて考えるきっかけになってほしい」と担当者は力を込めます。

参加は無料。問い合わせは事務局の間野さん(アラビゴコーヒー豆工房内、電話090-3890-5055)へ。