内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
- 赤ちゃんの笑顔に学生たちもにっこり
- 慣れない抱っこに思わず力の入る男子学生
市内の大学、短大、高専と関係団体が連携し、地域社会に研究成果を還元しようと活動する団体「旭川ウェルビーイング・コンソーシアム」(旭川市1ノ8)と旭川市は、小中学生が乳児との触れ合いを通して学ぶ「私の未来プロジェクト事業」を行っています。
少子化や核家族化が進み、地域での人々の交流が希薄になり、子供たちは幼い子と触れ合ったり、世話をする親を手伝ったりする機会が減っています。命の尊さや親としての責任感を学んでほしいと、昨年度は市内18の小中学校で実施されました。
中学校で行う触れ合い体験では、助産師や保健師が妊娠や出産、子育てについて話をし、中学生が実際に赤ちゃんを抱っこしたり、一緒に遊んだりします。小学生は、胎児の模型や赤ちゃんの人形を抱っこするなどの体験を通し、将来自分が子育てをするイメージや楽しさを感じてもらいます。旭川大学や旭川医科大学で地域看護や児童福祉を学ぶ学生や指導教授たちもサポートに加わります。
今年度は、高校も加えた市内25の学校で実施予定です。同団体では、触れ合い体験に乳幼児(0歳から3歳未満)とともにボランティアとして協力してくれる保護者を募集しています。
中学校での体験に参加した母親は、「(自分の子供が)恥ずかしがるのでないかと不安でしたが、生徒の皆さんが積極的に触れ合おうとしてくれて有意義な授業でした。自分も思春期のお子さんを見ることができて、とても勉強になりました」と話します。また、「子供たちが改めて自分の存在のすばらしさに気づき、他人への思いやりの心を育むことにもつながれば」と同団体の竹中さん。
申し込み、問い合わせは同団体(電話0166-26-0338)または、旭川市子育て支援部子育て支援課母子保健係(電話0166-26-2395)まで。