手作りのクレヨンと絵の具
Tuna-Kaiと12人の作家展

標茶町の手作りクレヨン工房トナカイは、8月2日(日)から9日(日)まで、ジュンク堂書店旭川店(旭川市1ノ8、フィール旭川内)5階の特設ギャラリーで12人の作家による作品展を開きます。

工房トナカイのクレヨンは、自然の草木や土、貝殻などから色素を抽出し、蜜蝋や羊脂、アラビアゴムと合わせることで完成します。アレルギーに苦しんでいた少年との出会いから、化学物質過敏症でも使える画材を作りたいと10年の歳月を経て生まれました。

今回は、各界で活躍する12人の作家に、同工房のクレヨンと絵の具を使って思い思いの作品を制作してもらおうという企画。旭川市内の絵本作家・堀川真さんや漫画家のヤマモトマナブさん、デザイナーの鈴木歩さん、イラストレーターのやまだめいさんをはじめ、小清水町の版画家・冨田美穂さん、大阪府のマルチクリエイター・西岡りきさん、オーストラリアの画家・ヒューズ祥恵さんといった作家陣が、統一の画材を使いながらも、それぞれに独自の世界を表現します。

また2日(日)の午前10時から午後3時は、福井県のイラストレーター・ヒラタヒサコさんによる飛び出す絵本のワークショップ(参加費800円、1時間程度)、7日(金)の午後1時からは弟子屈在住のフジワラトシカズさんの「紙芝居屋トシ参上！」(参加費無料、30分程度)を実施します。イベント参加者にはハートピアパーキング(旭川市1ノ7)の駐車券をサービスします。

「自然素材から作られたクレヨンは、色により描きやすさや発色の加減が違います。それぞれの作家がこの画材をどう使うのか、僕自身も楽しみです」とジュンク堂の企画担当・中島孝浩さん。観覧無料。会期中はクレヨンと絵の具を展示販売します。問い合わせは、工房トナカイのイトウさん(電話090-4736-4789)へ。