実用化と普及にむけて
産業用大麻で紙漉き体験

　東川町で試験的に栽培が許された産業用大麻(ヘンプ)の実用的な製品化と普及にむけ、東川ヘンプ研究会は11月21日(土)と22日(日)に、道の駅ひがしかわ道草館(同町東町1)で麻の紙漉き体験を実施します。

　麻薬成分をほとんど含まない産業用大麻は、海外では食、住宅建材、工業製品にと様々に活用されています。会の中心となる(有)松家農園の松家源一社長は、昨年道から産業大麻の研究者免許を取得しており、町の委託を受けて産業大麻の試験栽培を試みています。

　体験会では、大麻の茎から取れるオガラと繊維を紙漉きに利用します。講師は札幌市で「北の紙工房紙びより」を主宰する東野早奈絵さん。これまでにもオヒョウニレやササ、シラカバなど北海道らしい植物から和紙を生み出してきました。

　21日は紙びよりと(一社)北海道産業用大麻協会による講演会と紙漉き体験が午後1時から5時半まで、22日は体験のみ午前9時から午後0時半まで。講演会は500円、体験は2000円(体験参加者は講演会無料、麻和紙は持ち帰り可)。問い合わせは東川ヘンプ研究会(電話080-2870-2637)へ。