意外に知らない？
身近な野鳥カラスの生態

　旭川市と旭川市生物多様性保全推進協議会は、3月26日(土)午後1時から3時まで、旭川市科学館・サイパル(宮前1ノ3)で生物多様性セミナー「意外に知らない？身近な野鳥・カラスの生態」を開きます。

　旭川市に寄せられるカラスの苦情は、子育て時期の威かく行動や、ごみステーションを荒らす、路上に落下するフンなどのほか、住民による餌付けも問題となっています。また不快感など感覚に基づく苦情も少なくありません。一方、駆除による個体数削減では根本的な解決に結びつかないため、その生態を知り、共存・共生していくことも必要となっています。

　セミナーではカラスが繁殖期に入る5・6月を前に、旭川に生息するハシボソガラス(穏やか)とハシブトガラス(荒い)、2種類のカラスの習性と行動、その違いを学び、野生動物との共存・共生のためにできることを考えます。講師は日本野鳥の会旭川支部長の柳田和美さん。また旭川市が取り組むごみステーションや繁殖期の威かく対策ついての説明もあります。

　参加費は無料。申し込みは旭川市環境政策課環境保全係(電話0166-25-5350)へ。