天売島のケイマフリ
貴重な生態写真を展示

天売島在住の自然写真家、寺沢孝毅さんの写真展「ケイマフリ～天売島の紅い妖精」が、5月30日(月)までジュンク堂書店旭川店のギャラリージュンク(フィール旭川5階)で開かれています。 　

天売島で10年間の教員生活の後、自然写真家として活動を始めた寺沢さんは、絶滅危惧種のウミガラスをはじめ海鳥の保護・調査に取り組み、2006年には日本鳥類保護連盟会長賞を受賞。取材地は天売島のほか、知床、ロシア、アラスカ、北極圏、ボルネオ島、西表島など多岐にわたり、地球の環境変化や生物の生息環境の悪化に目を向けています。 　

今回の写真展は、カムチャツカ半島東岸からオホーツク海、日本海にしか分布しない稀少な海鳥ケイマフリの写真集出版を記念したもの。会場には天売島で暮らすケイマフリの情熱的でかわいらしい求愛シーンを中心に、貴重な生態写真を展示されています。また市民写真家の作品も展示されています。

5月27日(金)午後6時からは絵本作家のあべ弘士さん、同28日(土)午後4時からは旭山動物園の坂東元園長とのトークショーも行われます。問い合わせはジュンク堂書店(電話0166-26-1120)へ。