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- 田根剛さんのインスタレーションミニチュア
- 左からアクシスの石橋勝利さん、エル・デコの濱口重乃さん、ワイヤードの若林恵さん。3人の雑誌編集長による初のディスカッションが実現します
旭川家具工業協同組合と市、商工会議所は、22日(水)から26日(日)まで、旭川家具センター(永山2ノ10)をメイン会場に組合最大のイベント「旭川デザインウィーク2016」を開きます。全国の家具バイヤーらを対象に始まったイベントは地場の産業を内外により広くPRしようと昨年リニューアル。一般の来場者も楽しめる様々なコンテンツを備えています。
メイン会場では、旭川と近隣あわせて49企業・団体の家具やクラフト品、道産材で作った製品を展示します。国内外の著名なデザイナーと共同開発した新作も発表。木材の集積地らしい上質な素材、高いデザイン力、受け継がれる確かな技術の数々を、いちどきに見られる好機です。
また東海大学旭川キャンパス卒、現在パリに設計事務所を構える建築家の田根剛さんのインスタレーション(空間展示)も披露します。エストニアの国家プロジェクトである国立博物館の建築に10年にわたって取り組んでいる田根さんは、いま世界でもっとも注目される若手の一人。旭川家具の素材と技術をモチーフにした作品を完成させました。「昨年のインスタレーションのテーマはフォレスト。今年は森から切り出された木が製材され、家具のパーツに変化していく様子を表現しています。連続性のあるテーマが非常にユニーク」と組合専務理事の杉本啓維さん。22日(水)の午後4時からは、大雪クリスタルホール(神楽3ノ7)で田根さんのトークイベントを実施します。世界中で進行している20以上のプロジェクトについて、歴史的意義をベースにした建築哲学が聞けそうです。
このほか旭川工芸デザイン協会展や建築家・藤本壮介さんの展示会、いす研究家・織田憲嗣さんの北欧コレクション展、各工房開放や交流パーティなど多彩な関連イベントも予定しています。中でも人気雑誌のアクシス、エル・デコ、ワイヤードの編集長が集う25日(土)のトークイベント(イオン旭川駅前で午後4時から)は必聴。世界のカルチャーを知り尽くす3人が旭川地域のデザインの今とこれからを多面的に照らします。上記2つのトークイベントは無料ですが、事前申し込みが必要です。問い合わせは旭川家具工業協同組合(電話0166-48-4135)へ。