中学校での触れ合い授業に
協力してくれる赤ちゃん募集

　市内の大学、短大、高専と連携し、地域社会に研究成果を還元しようと活動する団体「旭川ウェルビーイング・コンソーシアム」(旭川市1ノ8)と旭川市は、市内の小学校・中学校・高校を対象に「私の未来プロジェクト事業」を行っています。

　妊娠・出産・子育てについての講話や乳幼児との触れ合い体験を通じて、命の大切さや命を育むことの楽しさ、責任を学んでほしいと、昨年度は25の学校で実施されました。

　小学校の触れ合い体験では、胎児の模型や赤ちゃんの人形を抱っこして、将来自分が子育てをするイメージや楽しさを感じてもらいます。中学校では、助産師や保健師が妊娠や出産、子育てについての話をするほか、実際に赤ちゃんを抱っこしたり、一緒に遊んだりします。高校では、妊娠した際にどのようにすればよいのかを保健師が寸劇でわかりやすく伝えます。いずれもサポート役として、市内の大学で地域看護や児童福祉、家庭科教育学を専攻する学生や指導教員が加わります。

　現在、中学校での触れ合い体験にボランティアとして協力してくれる乳幼児(0歳から3歳未満)とその保護者を募集しています。中学校での体験に参加した母親は「(自分の子供が)恥ずかしがるのではないかと不安でしたが、生徒の皆さんが積極的に触れ合おうとしてくれて有意義な授業でした。自分も思春期のお子さんを見ることができて、とても勉強になりました」と話します。「子供たちの教育はもちろん、参加するお母さんたちの交流の場にもなれば」と同団体の竹中さん。

　申し込み、問い合わせは同団体(☎0166-26-0338)まで。旭川市子育て支援部母子保健課(☎0166-26-2395)でも可。