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- 中村啓子さん
- 佐藤優さん
旭川出身の作家、三浦綾子さんの代表作『塩狩峠』の雑誌連載50年を記念した朗読と講演会が、7月30日(土)午後1時から旭川市公会堂(常磐公園)で開かれます。朗読は、NTTドコモの留守番電話サービスのアナウンスなどでおなじみの中村啓子さん。講演は、元外務省国際情報局主任分析官で人気作家の佐藤優(まさる)さん。ビッグな2人による豪華コラボで、人間存在の意味を問う名作『塩狩峠』の魅力を掘り下げます。
中村啓子さんは、NTTの留守電サービスや時報(117)、番号案内(104)、東京モノレール・リムジンバスのアナウンスなど、誰もが一度はその声を耳にしたことがある日本の「音の匠」。『塩狩峠』『氷点』『道ありき』など三浦作品の朗読CDも発表しています。
一方、佐藤優さんは外務省退職後、執筆活動に入り、2005年『国家の罠』で第59回毎日出版文化賞特別賞、続く『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大矢壮一ノンフィクション賞を受賞。小説『塩狩峠』単行本の帯文も寄稿しています。
前半の朗読会では、臨場感あふれる生のバイオリン演奏をバックに、物語をたどるナレーションが入り、主人公が殉職するシーンなど主要場面で中村さんの朗読が披露されます。
講演会では「『塩狩峠』と私」と題し、少年時代に『塩狩峠』を読んで影響を受けたという佐藤さんが、自らの生き方と三浦文学について語ります。
チケットは1500円。三浦綾子記念文学館のほか、ジュンク堂書店旭川店、冨貴堂各店、旭川市民文化会館売店、ライナーなどで取り扱っています。問い合わせは三浦文学館(電話0166-69-2626)へ。