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旭川市内近郊をてくてく歩いて(ときどきドライブ)突撃取材!
記念すべき連載30回目は、じいちゃんばあちゃんの聖地・銀座です。
- 「うちよりほかのお店紹介してあげて!」と、とにかく優しい理事長。ライナースタッフの腕時計もいつもお世話になってま~す
①ここに店を構えて71年。アンティークから高級ブランドまで時計修理の技術に定評があり、店主・宮口幸治さんの腕を求めて遠方からお客さんがやってきます。「時計をぜんぶバラバラにしても頭の中に組み立て方が入っているから大丈夫。たまに難しい修理にあたると燃えるんだ~」と力説。宮口さんは旭川銀座商店街振興組合の理事長(3期目)も兼任していて、ご近所さんと商店街を心底愛する銀座人です/時計・メガネ・宝石のミヤグチ/電話0166-23-5456、9~18時半頃(日祝10~18時)、無休
- 普段の仕入れなどは若手スタッフに任せているものの、ここぞというときに登場するレアキャラ林社長。ジャンパーの中に着ているのも赤×黒チェックのシャツでおしゃれにも手抜きなし
②「おなじみさんには〝赤いおじさん〟とか〝赤い人〟って呼ばれてるよ」と笑うのは、魚住鮮魚店社長の林喜代次さん(80)。ゲンかつぎに毎日赤い服を着ていて、突撃取材日ももちろん赤いジャンパー。かつてはランニングシャツ姿で店頭に立っていたと知っている人はかなりの銀座ツウ。鮮魚店には珍しく、ウェブ販売も盛んで、毎週月曜に旬魚情報を更新します/魚住鮮魚店電話0166-23-7426、8~18時、日曜定休
- 「最近は結婚式をしないカップルも多いけど、祝ってもらえる喜びを知ってほしいな~。写真撮影の場所選びだけ、お披露目パーティだけとかでもプランニングするよ!」と江口さん。手づくりの素朴な式が得意です
③「結婚しないけど、入っていいの?」。たびたびそう聞かれるのは、カフェ併設のウェディングオフィスだから。今年、地ビール館から事務所を移転した江口美和さんは、ウェディングプランナーの国際資格を持つベテランです。家族や友人との繋がりを感じられる「私も泣けちゃう結婚式」が目標で、キュートなウェディング雑貨の作り方も教えてくれます。もちろん結婚予定のない人だって、バス待ちさんも既婚者さんも入店大歓迎!スペシャルティコーヒーやミント緑茶片手に、スキマ時間をのんびり過ごせます/クローバーギンザベース電話0166・56・9513、11~17時、火・水定休
④今年で84周年、旭橋と同い年の三番舘。ほかのスーパーやデパートとの大きな違いは朝の賑わいで、午前中に近くの病院で診療したお年寄りたちが立ち寄って、買い物したり休憩スペースで出会った人とおしゃべりしたり、お店のスタッフとお話しするのが日々恒例。熱狂的なトラ党の大蔵会長がポケットマネーで作った親子虎の像は、近づくと「ガオー」と鳴くギミックも(現在は休止中)/三番舘電話0166-24-1311、10~18時半、不定休
- 開店当初は花屋としても営業していたため、戦後に英語が入ってきてから「花」→「フラワー」→「フラワー菓子舗」に
⑤店頭に立つ高橋悦子さんは、昭和16年創業の店とほぼ同い年。ご主人の修さんが毎日豊岡の工場で作るお菓子を愛情込めて販売しています。和菓子が中心だけど、実はクリスマスケーキなどの洋生菓子も作っています。が、パウンドケーキにはお豆が入っていて、やっぱり和の心は忘れません/フラワー菓子舗電話0166-22-5222、9~18時、無休
- 人気は、国産の素材でつくるどら焼き。屯田もなか、屯田サブレー、屯田ポテトと「屯田」と付く商品は、先代が旭川を開墾した屯田兵にその功績と苦労に感謝を込めて作ったという昔ながらの味わい
- 銀座応援ソング(アコースティックバージョンと演歌バージョンがある)の歌詞とコード。CDが欲しい人はぎんざ庵へ!
⑥元海上自衛隊の清水保明さんが営む、アメリカンな雰囲気の和風甘味屋&バー。映画「八つ墓村」で観た萩原健一さん演じる寺田辰弥の影響で、飛行機を誘導するマーシャラーになることを夢見ていた清水さんは「空自は人気があって入れなくてさ、海自でも対潜哨戒機(潜水艦を探す飛行機)とかあるからって言われて」と横須賀基地へ。両親の介護のため帰郷し、お店のほか仲見世通りで福祉イベントを開いたり、自作の銀座応援ソング「十五丁目で会いましょう」を作ったりと銀座を盛り上げるのに一生懸命です/ぎんざ庵電話0166-29-0345、10時半~23時半(17~18時は休憩)日曜10時半~18時
- あっちこっちにある折り紙はサノさんの作品。やかんとか徳利に挿していて、かわいいなぁと思ったら「ホコリが入んないように」だって。外国人のお客さんにあげると喜ばれるそう
⑦大正時代に開業した店は、家庭金物を中心に建築用もあって、見るだけでも楽しい発見が。近ごろ増えた外国人客の要望にもどうにか応えたいと、身振り手振りに絵を描いて、さらにはアイコンタクトも駆使して接客しています。店主の八重子さん、娘さん、そして30年以上勤めているサノさんの3人で切り盛り。寒い日はストーブで温めた甘酒缶を湯たんぽ代わりにして、お客さんを待っています/岡島金物店電話0166-23-3285、9~17時、日曜定休
- 販売する商品のお試しのためなのに「自宅の照明を変えすぎて、6歳の娘に笑われるさ」と気さくに話してくれる助安さん
⑧レトロな古道具を販売する、助安さん夫妻の店。もとはアメリカンテイストが強かったけれど、3~4年前に店舗をリニューアルし、日本のものが多く並ぶようになりました。市内近郊での買い取りでは「解体前の古~いお宅に行って、屋根裏に入っていくのが最高に楽しい!全身真っ黒だけど気持ちは晴れやか!」と興奮ぎみ。新品照明器具も販売しています/【閉店】アンティークショップ&ランプ歴都路
⑨3件連なる果物屋は、八百屋業95年の老舗・柿崎商店と、神田兄弟がそれぞれ経営しているフルーツショップかんだと神田青果。市場で仕入れたピチピチの果物たちをお手ごろな価格で販売しているから、午前中は大勢のおばあちゃんたちで賑わっています/柿崎商店電話0166-23-0052、8~17時、不定休
- 実は地下に3店舗分の倉庫が広がっているんです。うずたかく詰まれたダンボールのおかげで、奥の商品を取るときはちょっぴりアクロバティック!
⑩1条通の七福神はおさわり弁天の名で知られ、触るとご利益があるという…。実はかつてトーテムポールのように縦に積まれていた神様たちが、道路の補修で移動しなくちゃならなくなったときに一神ずつバラバラに。それを型枠に再び神が創られ、現在の宝船に乗った姿になったのじゃ
- トーテムポール時代の神の姿(写真提供:商店街事務局)
- 3条15丁目正交会 会長・外川光宏さん
来月は銀座マルシェ。売出しもお見逃し無く
町内会長を務めて10年くらいかな。ここは商いをしている人しかいなくてね、住居が別にある人がほとんどだから、みんなそちらで町内会に加入していますね。なかなか町内会という単位で活動することは少ないけれど、代わりに商店街として地域を盛り上げるために行動することが多いかな。
銀座商店街はいくつかの町内会で構成されていて、春には花を植えたり、夏には七夕や盆踊りを長い間続けてきました。1月の銀座食べマルシェは来年で4回目。近ごろ新しいお店が少し増えたから、そういった人たちにも出店してもらえたらさらに賑やかになりそう。そうそう、偶数月には商店街の売出しだよ。今月は16・17日。年末年始のお台所をお助けしますよ!