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クリスマスが終わるやいなや、町の空気は一気にお正月。新たな年を清らかに迎えるため、しめ飾りなどお正月飾りの出番がやってきます。
ひと昔前は、企業はもちろん、多くの家庭で大きな門松を飾り、しめ縄をかけ、生の鏡餅を供えたものですが、近ごろは少なくなってきました。一人暮らしやマンション住まい、洋風建築が増えたことから、従来の飾りは馴染みにくいと敬遠されているよう。
伝統行事としての格式を保ちながら、現代の感覚にも添う正月飾りはないものか、取材しました。
しめ飾り
- シーズンショップエルフのしめ飾り 税込2100円
プロのディスプレーコーディネーターでもある雑貨店エルフの中川真弓さんは、18年前からオリジナルのしめ飾りを作り、販売してきた先駆け的存在です。
店内にはシックな色合いと流線的に形づくられたしめ縄が多く飾られています。「紅白や和風にこだわらず、クリスマス用の素材なども取り入れながらモダンな雰囲気に仕上げています」と中川さん。
- アトリエガーデンmiuのしめ飾り 写真のミニサイズで税込2600円から
一方、ガーデンデザイナーmiuの高橋ひとみさんが作るしめ飾りは、ピンクや薄むらさき、ネイビーなどカラフルなしめ縄を輪に結んだ愛らしいリースタイプ。花の専門家らしく、ブーケのように様々な花を組み合わせ、空間を明るく演出します。
アトリエでの販売は24日(土)から26日(月)の午前11時から午後5時。
どちらも花や松の葉、南天の実など上質な造花で作っているので、上手に保管すればいつまでも美しく飾ることができます。
干支の置物
- 梅鳳堂 宮島張り子のニワトリ 税込8964円
- 梅鳳堂 木版手染めの干支ぬいぐるみ 酉税込1404円、ひよこ税込1188円
梅鳳堂には、伝統の技で作られた全国各地の置物が揃います。昔ながらの製法を取り入れた宮島張り子のニワトリは、くっきりと塗り分けられた色が大胆。「ハデ過ぎるようにも見えますが、色合いも模様も美しく素敵です」とスタッフの高橋さん。
時間をかけて十二支を揃えたい人には、羽子板の上にちょこんと乗った姿が愛らしい起き上がり酉や木版手染めの技法で作られる飛騨高山の干支ぬいぐるみシリーズ・酉もおすすめです。
いずれも伝統的な製法と現代のアート感覚が上手に融合した作品です。
鏡餅
- ブラウンボックスのオリジナル鏡餅 ミニサイズで税込3780円
少人数の家族だから切り餅で十分、という人や長く置くことでカビが生えないか心配という人にはこちら。
クラフトのまち・旭川らしい木製の鏡餅は、ブラウンボックスのオリジナルで、木肌の白さと木目が美しいセンの木で餅を、イチイでミカンを作っています。「長く飾っていく中で、木の自然な風合いが増していきますよ」とスタッフ。ナチュラルな洋風の家庭に馴染みそうです。
門松
- 荒木大志さんの門松 卓上サイズで税込5400円から
門の両脇に鎮座する門松は迫力大!ですが、駐車スペースも確保したいし、この時期は雪山がじゃまで置けないよ…という家庭は多いでしょう。市内の植木職人・荒木大志さんは、様々なオーダー門松を受注しています。
竹筒の使い方がユニークなもの、旭川の樹木オンコの枝を使ったもの、盆栽の技法を取り入れたものと、荒木さんらしいアレンジが光ります。とはいえ基本的には縁起のよい松竹梅をベースに、葉牡丹や南天で少し色を添えて、伝統を重視したすっきりとした仕上がりが目標。
残念ながら今年分の受付は終了していますが、来年はぜひ門松も準備リストに加えてみては?
伝統的なお正月という行事にも少しずつ、おしゃれさやアート感を取り入れる風潮が高まっているようです。一年の始まりを告げる大切な日に、個性的な色を添えてみませんか。
シーズンショップエルフ(旭川市金星町1丁目 ☎0166-29-1107)
アトリエガーデンmiu(旭川市神楽3条11丁目 ☎0166-74-8280)
梅鳳堂(旭川市3条通8丁目 ☎0166-23-4082)
クラフトブラウンボックス(旭川市旭岡1丁目 ☎0166-50-3388)
鴻松園荒木(☎080-1719-6079)