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- 現在のスカイラウンジには水道も暖房もなく、もう回らないことを知り、「復活は無理かも…」と思ったというメンバー。あきらめず、実現まで漕ぎ着けそうです
旭川商業高校とクラーク記念国際高校の生徒らが中心となり、銀座商店街の活性化イベント「北の銀座に春が来た!銀ビルスカイラウンジ1日限りの復活」が3月11日(土)に開かれます。銀ビル屋上は、かつて旭川市街を360度見渡せた憧れの回転レストラン。昔の15丁目のにぎわいを知らない若い世代が、アイデアと行動力で商店街に活気を呼び込みます。
屋上からの懐かしい景色、見に来て
地域の課題に学生の視点で取り組む「まちに恋するプロジェクト」の第3弾。昨年まではプレゼンまででしたが、今年は実践まで踏み込んだ企画を用意しました。
着目したのは、生徒たちが「これまで一度も行ったことがなかった」という銀座商店街。旭川で最も古い市場や生鮮食品店が立ち並ぶ、旭川市民の台所です。
商店街での聞き取り取材で、昔は客どうし肩と肩がぶつかるぐらいにぎわっていたことや、もっと若い人に足を運んでほしいと願う商店主らの声にふれ、「自分たちに何かできないか」と知恵を出し合い、今回のイベントを企画しました。
残念ながら、スカイラウンジは構造上もう回転しませんが、「そこからの景色を眺めるだけで喜ぶ大人はたくさんいると思うよ」という商店街関係者の言葉に勇気付けられ、放課後や休日に集まって準備を進めてきました。
当日は正午からイベントスタート。商店街の餅屋やおやき屋さんの協力で高校生と一緒に対面販売体験(小学生以下対象)を行ったり、商店街をまわってキーワードをさがす「銀座へGO!」、クッキーの表面に砂糖などでデコレーションする「アイシングクッキー」づくり(幼児~高校生対象)、東北復興支援物産展などを予定しています。
また午後2時からはご当地ヒーロー「龍神リョウガ」とのじゃんけん大会や写真撮影会、午後3時からは軽食の販売も行います。イベント終了は午後7時。
景品やチラシの印刷費などで計6万円かかる見込みで、実地マーケティングの勉強を兼ねてクラウドファンディングで資金調達することにしました。現在までに約4万3000円集まっています。また、スカイラウンジで音楽やダンス、漫才などのパフォーマンスを披露してくれる個人・グループも募集しています。
旭川商業高情報処理科2年の菊地陽太さん(17)は「見学旅行から帰ってきて、どんどん寂しくなっていく旭川のまちを見て不安になった。自分が暮らすまちのことをもっと知って、若い世代で盛り上げていきたい」と語ります。担当教諭の松村順先生は「イベント制作を通じて他校の生徒や、地域の人たちと問題意識を共有できたのが、彼らにとって大きな財産だと思う」と話しています。
問い合わせはチームギンプロ(ginpuro0201@yahoo.co.jp)へ。