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最近カサカサお肌に拍車がかかってきた、36歳女です。クリームを塗って念入りにマッサージしても、ちょっとさぼると元通り。一生使い続けたいせっけんとの出会いを求め、よきものを知る賢者たちにおすすめを教えていただきました。
味見して作る、延べ棒みたいなせっけん
家具メーカーの北の住まい設計社は、ショールームの1階で世界各地で見つけた生活雑貨やくらしの道具を販売しています。フランス、マリウス・ファーブル社のせっけん「サヴォン ドゥ マルセイユ」もその一つ。創業は1900年で、スタッフの須藤さんは「正当なマルセイユ製法で作られる、世界最古のメーカーではないでしょうか」と話します。順調に製造工程が進んでいるかを判断するため、職人が口に含んで味を確かめるそう。「わが家ではペットのケア、食器洗いや床磨きにも。北の住まい設計社では、オイルフィニッシュで仕上げる家具にも使っていますよ。これ1つで暮らしの大部分をまかなえるという方も多いですね」。
色も香りも、ちょっぴり粘土のようですが、実際に使ってみると匂いはほとんど気にならず、つっぱり感もない自然な洗い上がり。飾り気のなさが、本質を大切にして作られたせっけんであることを表しているようです。
せっけんだって地産地消がいいじゃない ◇ゴチソープ
美容室マーヴェラスを経営する志水夫妻が紹介するのは、もちろん話題の自社製品「ゴチソープ」。「上川管内で生産されるすばらしい食材を、美容の仕事を通してより広く伝えるお手伝いができればと。それがせっけん作りのはじまりでした」と振り返ります。
伊勢ファームの牛乳をはじめ、上森米穀店の黒米や谷口農場のトマトなど、顔が見える身近な生産者が作った素材で、肌に優しいせっけんを作っています。9種類ある中から私の肌におすすめされたのが、保湿にすぐれた「山路養蜂園の蜂蜜ソープ」。旭川市の養蜂家・山路さんが、鹿児島から旭川まで季節ごとに場所を移動させながら採蜜したハチミツをたっぷりと混ぜ込んでいます。はちみつらしい独特のとろみを感じるせっけんで、本当に泡立ちが豊か。その軟らかさで肌を優しく包んでくれます。
なりたいを叶えるサロン☆
hair dressing MARVELOUS 旭町店(マーヴェラス)
住所:旭川市旭町2条9丁目25-4TEL:0166-74-6010/定休日:不定休/駐車場:道路をはさんで向かい側に6台
旭町/美容院
- ポイントカード
- カードOK
- お子様連れ歓迎
お風呂で森林浴ができるなんて ◇ナルークソープ
北海道のクラフトやインテリア雑貨を販売するHOMESのおすすめは、森林のまち下川町の「フプの森」が作った「ナルークソープ」。林業の現場で使われなかったトド松の枝葉から精油を抽出し、ハンドクリームやボディオイルなどに活用している中の一つで、道産のナタネ油やヒマワリ油と合わせたオーガニックなせっけんです。
「早春、まだ少し残る雪を持ち上げながら、小さな花々がつぼみをほころばせます。森の奥深くでは立ち並ぶ木々の肌に地衣類が寄り添い、幻想的な空間を作っていて…。トドマツの精油をベースに、そんな下川の森の風景が浮かぶようなアロマをブレンドしています」とスタッフの三木さん。パッケージに鼻を寄せるだけで感じる清涼な香りに、洗う前から清められるよう。泡立ちは軽やかで洗いあがりは想像通りスッキリ。同時に、贅沢に配合された数種類のオイルの働きでしっとり感が続きます。
伝統製法と道産素材の出会い ◇サボン デ シエスタ
ハンドメイドのレザークラフトとオーガニックコスメのセレクトショップ・アトリエダイスは、札幌のサボンデシエスタが製造するせっけんを販売しています。フランスの伝統的なレシピを北海道の水に合うようにアレンジし、道内の良質な素材をもとにして、敏感肌の人も使いやすい低刺激のせっけんを作っています。
「一番のおすすめは小樽の田中酒造の酒粕を配合した〝雪肌石鹸〟」とアトリエダイスのコスメ担当・川口さん。このメーカーのせっけんは、原料の植物オイルを製造工程ですべてせっけん化せず、少しだけオイルのまま残しているのが特徴。きめ細かくもっちりした泡は、途中でへたれずきちんと全身洗いきる頼もしさがあります。シャワーで流すとキュキュッとさっぱり。清々しい香りで、とくに夏に使いたい爽やかさです。
セミオーダーメイドの革製品と無添加コスメを扱うお店
Atelier Dice (アトリエダイス)
住所:旭川市2条通17丁目オール商店街2号館TEL:0166-26-6288/定休日:毎週火曜、第2・4水曜
2条通/靴・バッグ・小物, 薬・コスメ・健康, カフェ・喫茶
- ランチ