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- 施設内にはハンモックをはじめ、子供が楽しめるようなおもちゃがずらり。現在、内覧会に向けてスタッフが一丸となり準備中です
株式会社湧心は、といろ薬局(旭川市春光5条5丁目)の支援を受け、4月10日(月)に重症心身障害児と医療的ケア児のための施設「デイサービス花色」(旭川市大町1条18丁目)をオープンします。
新生児医療の発達により、かつては救えなかった命も救われるようになった現代。同時に、生まれながらに障害を持つ子供の数も増えています。重度の知的障害と肢体不自由の両方を持つ重症心身障害児や、たんの吸引や経管栄養補給などの援助が必要な医療的ケア児が増える一方で、こうした生命の危険が大きい子供を預けられる施設は全国的に不足しています。
といろ薬局に勤める齊藤由紀さんは、薬局を利用する重症心身障害児や医療的ケア児の家族と話す中で、市内には障害を持つ子供に対応できる施設が少ないこと、とりわけデイサービスがないことを知りました。「医療に携わる自分たちが力になれないかと。薬の定期配送やカウンセリングルームの開放など少しずつ活動を広げていくうちに、薬局スタッフの後押しもあって新会社を設立し、花色を開設しようと決意しました」と経緯を話します。
花色では、未就学児の日中デイと就学児の放課後デイを合わせ、1日5人までの子供を受け入れます。看護師や保育士、作業療法士、児童指導員、社会福祉士の資格を持つ専門スタッフが子供一人ひとりに合ったメニューを考え、機能回復をサポートし、日常生活を支えます。「施設で行うのは〝遊ビリテーション〟。子供たちがスタッフやボランティアの優しさを感じながら遊べる場所にしたい」と齊藤さん。
オープンに先駆け、3月25日(土)午後1時からと26日(日)午前10時から内覧会を開きます。以降は事前予約で随時見学が可能。
問い合わせはといろ薬局(電話0166・76・6608)へ。