三輪車は高機能化・フル装備 流行は足けりタイプの二輪車

雪解けが進み、外遊びの機会が増えてくるこの季節。子供たちの三輪車や自転車デビューに向けて、各メーカーのニューモデルや話題の足けり二輪車などが続々登場しています。

旭川市内の玩具専門店「おもちゃのヨシダ本店」は、毎年この時期に特設コーナーを設置。三輪車は、日除けシェードや手押しハンドルなどを取り付けた、「フル装備」と呼ばれる高機能タイプが主流になっています。「手押し時に便利な足置きステップや大きなかごがついて、ベビーカーの延長として購入される方も多い」と販売担当の福屋博次さん。今も昔も、おじいちゃん、おばあちゃんからのプレゼントの定番です。

一方、近年販売台数を伸ばしているのが、足けりタイプと呼ばれるペダルのない二輪車。サドルに跨り地面を蹴って進むもので、乗り心地や曲がる時の体重移動が自転車に近いため、二輪走行のバランス感覚が早く身に付くと、若い世代の親を中心に人気を博しています。「各メーカーがこのタイプを続々発表しています。中にはペダルを取り付けて自転車として乗れるものなど、後のステップアップを意識した商品も登場しています」。

また12～16インチまでを揃える子供用自転車は、定番のキャラクターもの以外にも男女問わず乗れる淡いカラーリングのシンプルモデルやマウンテンバイク風のものなど、大人顔負けのデザインも。サドル位置の調整間隔が広く、成長に合わせて長い期間乗れるタイプなど、ラインアップの幅を広げています。

「子供の『楽しい』という気持ちを尊重しながら、大人も一緒になって遊んであげると、無理なく自転車までたどり着けるはずです」と福屋さん。子供用の乗り物は、時期を逃すと希望の商品が品切れになってしまうこともあるため、購入は商品豊富なこの時期がおススメです。問い合わせは同店(電話0166・51・1519)へ。