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内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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- 酒米の栽培からラベルデザインまで社員が一丸となって作った「初一」。総料理長の池田さんは「ホテル独自のダシと特に相性がいい」と胸を張ります
層雲閣グランドホテル(上川町層雲峡温泉)は、旭川・髙砂酒造の協力を得て、創業者の荒井初一さんの名前を冠した純米酒「初一」を発売しました。
初一さんは旭川に本社がある荒井建設(株)の初代社長で、酒造場・荒井醸造所も経営した実業家。大正13年には私財を投じて層雲峡に通じる道をつくり、「層雲峡の父」と呼ばれました。その前年に開業した前身のホテル「塩谷温泉層雲閣」がまもなく100周年を迎えるにあたり、初一さんの思いを継いだ酒を造りたいと2年をかけて完成にこぎつけました。
ホテル料理との相性のよさから、採用した酒米は吟風です。昨年6月から、社員が手ずから苗を植え、稲を刈り、酒の味を決める麹室作業に参加するなど、仕込みにも挑戦しました。髙砂酒造の廣野企画部長は「口当たりがよくすっきりとした味。冷でも燗でも楽しめる酒に仕上がった」と話します。
販売はホテル売店のみ。720ml瓶で税込2,376円(限定1,100本)。宴会客向けに1升瓶(限定400本程度)も製造しました。720ml瓶は送料自己負担で郵送可。
問い合わせは同ホテル(電話01658・5・3111)へ。