内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
- 「複数の診療科にまたがる病状の患者にも対応できる地域医療連携(メディカルネットワーク)を目指したい」と語る、伊藤実行委員長
旭川市永山の医療関係者が連携して今年度、同地区で一般住民向けの医療講演会が開かれることになりました。初回の4月23日(日)には永山市民交流センター(旭川市永山3条19丁目)で「骨粗しょう症」をテーマにした講演が行われます。
50近くの医療機関が連携
地域の住民や企業、市民団体などが主体となって、まちづくりに取り組む「地域(永山)まちづくり推進協議会」の主催事業のひとつ。永山地区の医療専門家と、包括支援センター、地元市民委員会、旭川市保健所などで構成する同協議会内の「永山地域医療専門家連携実行委」が初めて企画しました。
旭川市内でも開業医が多い永山の地域性に着目し、外科、内科、小児科、眼科、歯科など50近くの医療機関が連携。講演では一つのテーマを、複数の科の医師がそれぞれの専門的立場から掘り下げます。
呼びかけ人の伊藤広也実行委員長(ヒロ歯科・口腔外科クリニック院長)は「糖尿病などの生活習慣病は、さまざまな疾患が複合的に現れる場合があります。地域の各専門診療科が有機的に連携することで、よりきめ細やかな対応ができるようになり、将来、この地域独自のメディカルネットワークに発展していけば」と話します。
初回は「骨粗しょう症」テーマにコラボ講演会
23日(日)は、高桑整形外科永山クリニックの高桑昌幸院長と、歯科口腔外科医の伊藤実行委員長が、骨粗しょう症のメカニズムやその治療法、患者に知っておいてほしい注意点などを解説します。
「人間の体は様々な器官が、相互に作用しながらシステムを維持しています。骨粗しょう症の治療に、なぜ歯が関係してくるのか。クスリの副作用などをふまえた総合的な診療の大切さを地域のみなさんに理解してもらいたい」と伊藤実行委員長は話します。
健康づくりの知識を深めるだけでなく、近医の連携という、今後の地域医療のあり方を示す機会にもなりそうです。
午後2時から3時半まで。定員200人。受講無料で申し込みの必要はありません。問い合わせはヒロ歯科・口腔外科クリニック(電話0166・46・1888)へ。