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旭川市内近郊をてくてく歩いて(ときどきドライブ♪)、突撃取材!
新顔も増えてきた、常盤ロータリー→旭橋かいわいを散歩しました。
まるで洗礼?!心折れる初心者多数
- 旭川常盤ロータリー(シンボルタワー)。交通ルールはシンプルですが、しばしば抜け出せなくなっている車も…。旭川の裏名物といえるかも
- 旭橋の誕生日は「11月3日だと思います。過去、その日に渡り初めという橋渡し式があったので」と海老子川さん。鉄鋼製のアーチは造形美にも優れています
旭川に来たばかりや初心者マークの車にとって、心臓ばくばく、ドッキドキの旭川常盤ロータリー。そこからおよそ500メートルに渡る商店街を抜けると、市民が誇る北海道遺産・旭橋に続きます。「今年は架橋85周年、秋にかけてイベントを企画中です。最近は観光客の方々が旭橋を見に来る姿が増えてきましたね」と旭橋を語る会の海老子川雄介さん。商店街のシャッターに描かれたクマのイラストは、昨年の夏、ロータリー商店会のメンバーが中心になって塗り上げた労作です。お店をイメージした何かを持っている子もいるから、じっくり眺めてみてくださいね。
どきまぎするほど触らせる
- 「今月も北京に行くんだ」と好奇心旺盛で博学な鈴木さん
①平均して月1ほどは海外を訪れ、天然石やアンティーク品を買い付けている古今堂。主人の鈴木繼男さんは古美術商でもあり、ジュエリーデザイナーでもあるから、ちょっと人と違うアクセサリーを身につけたい人は気軽に相談を。お値段もとっても良心的です。貴重な品でもケースなどにしまいこまず、「ほら触ってみて、着けてみて」と気軽に勧めてくれる鈴木さん。あまりに豊富な天然石、たま~に床に転がっているのはご愛嬌…/古今堂電話0166・22・4318、10~18時、日曜定休・他買付け時など不定休
ある意味、旭川の一等地
②昭和47年創業のビジネス旅館で、温泉成分が溶け出す光明石を入れたお風呂が自慢です。でもなによりすごいのは客室から見える景色。右手には旭橋の威容、左手には落ちゆく夕日と「今は雪解け時期でちょっとイマイチだけど、これからの季節はまばたきを忘れて見入ってしまう眺めになるよ!」。とくに花火大会や冬まつりなど、石狩川河畔を会場に開かれるイベントの際は市民の宿泊客も増えるとか。なるほど、その手があったか!/光明石温泉不二苑電話0166・22・0110
- 家族6人で経営しています。御歳99になる会長(左)はシベリア出兵に従軍した一人。その貴重な経験の全容を自らしたためた全集は、館内で閲覧できます
こりゃ深い、長尾選手の卓球愛
- 本当は孫とのツーショット写真を載せて欲しい様子だった長尾さん
③旭川の卓球関係者で知らぬ者はないという、昭和55年創業の卓球場&卓球グッズショップ。自身も小学5年生から卓球を続け、中体連で旭川チャンピオン、マスターズでは優勝など、多くの大会で実績を残してきた店主長尾さん。「もう定年過ぎたから商売なんてどうでもいい、孫と一緒に過ごしたい…」なんてブツブツ、デレデレぼやきながらも、ひとたび卓球ネタを振ればぐいぐい卓球トーク。2階の卓球場は大人30分250円で使用できます/スポーツショップナガオ電話0166・25・4858、10~18時・水曜11~18時・土日祝10~17時半、不定休
いつか来るかな、桐谷美玲
- 「最近来たのはね、山崎賢人さん」と教えてくれたりゅうちゃん。商店街を盛り上げて行きたいと、若手の出店を心待ちにしています
④昭和45年から続く、生姜ラーメンみづの。りゅうちゃんの愛称で親しまれている店主・水野さんが、醤油が基本の旭川でなぜか生姜ラーメンで売り出した変わり者のおやじ(りゅうちゃん談)から引き継ぎました。たまに混むとご近所さんから「みづのさんらしくない」と言われるそうですが、有名人のサインでいっぱいの店内。松たかこさんに角野卓造さん…うーん、あとは達筆で読めないっ!りゅうちゃんは桐谷美玲のファン/生姜ラーメンみづの電話0166・22・5637、10時半~14時半・17時~19時(日曜は11~16時半)
古本屋は、街の文化を表すもの
- 「エロ本は置いてないよ」と気さくな中嶋さん。ちなみに「映画は原作を読む前に観たほうが良い」派。原作にあるものがカットされているとがっかりしちゃうからだって
⑤戦前からの古書をはじめ、旭川や道内各地の郷土史、アイヌ民族の歴史資料などがずらり。父の古書店を引き継いだ中嶋宏彰さんは、もともとは東京で農業を学んでいましたが、継いでからは「街の文化を表している古書店」の役割を大切に育んできました。「読んでた本からその人の人生を垣間見れるから、買い取りは楽しいよ」。あなたの人生も見抜かれちゃうかも(笑)数軒となりのコミック部門は、お母さんの都紀子さんが担当しています/旭文堂(古書)電話0166・22・5987、11~18時、水曜定休
「なにがあってもボッコは残す」
- 職人が作る彫刻品は、第7師団の人たちの土産にもなっていたそう。現在、木彫り職人は若くても60代後半。市内でクマの木彫りをやっているのは6~7人くらいだとか
- 木彫りや熊ボッコのほか、あさっぴーグッズや旭山動物園グッズ、富良野のラベンダー商品といったお土産品もたくさん販売しています
⑥生粋の旭川っ子でも案外入ったことがないトミヤ郷土民芸。開拓時代、柾(まさ)葺き屋根を作る柾屋さんを営んでいたご先祖様が職人たちの冬の仕事に木彫刻をさせていたことが始まりで、時代とともに木彫りの技術が磨かれていきました。昭和50年頃にはこのビルができ、熊をはじめ、ニポポやフクロウなど木彫りがずらり。「木彫り職人が減っているから、売れちゃったらこういう価値ある商品はもう作れないかも。だからほんとは売れなきゃいいなって思ってるんだ」とお茶目な澤田栄治専務。旭川の歴史を見つめてきた木彫り熊を守りたいゆえに、商売っ気は消えてしまったよう。これらの木彫りとは別に、トミヤを代表する作品がエゾ松から生まれた「熊ボッコ」です。年輪でどれも表情が違って、テディベアのような愛らしい風情。実は60年の歴史ある銘品で「今では常に欠品状態…それでも年間2万個は作ってるな」/トミヤ郷土民芸電話0166・26・5661、10~18時、日・祝定休
なにせ古民家カフェですから
⑦1周年を迎えた福吉カフェで「民泊やってるよ」と聞きつけ、いざ潜入。大正14年の歴史的建造物を使用した店舗は建物自体がとってもユニーク。縁側みたいな細い廊下を抜けた奥の部屋で、寝袋や寝具を持参すればお泊りOK。ちなみに写真に映っているスタッフは、店内のポップを手掛けるグラフィックデザイナーで似顔絵師でもある柴田真希さん。「山下清さんのピュアな作風には小さな頃からずっと憧れていたな~」なんておしゃべりしながら、ほんの20分ほどで取材スタッフの特徴を掴んで描いてくれました。MAQUIの名でイベントに出店するほか、お店でも時間があるときは描いてもらえるかも/福吉カフェ電話0166・85・6014、7時半~18時・土日祝10~18時
- MAQUIこと柴田真希さん
子連れでも、子連れじゃなくても優しいよ
- 大人メニューのほか、離乳食は中期から完了期まで何段階かを用意しています。授乳・おむつ替えコーナーももちろん完備
⑧こちらもそろそろ1周年。旭川でも珍しい「こども大歓迎!」なカフェで、キッズスペースや個室、離乳食など、小さな子連れ客にスーパー優しいサービスが自慢です。バースデーイベント(同じ月生まれのちびっこ同士でお祝いするよ)は大人気で、月に2~3回実施することも。小2、年長、年少3人のお子さんを育てるオーナーの由美ママを筆頭に、ここのスタッフは全員お母さん。悩み相談や愚痴だってお気軽に。子連れ客が多いから、「あ、間違えた…」って帰りそうになる大人客もいるそうですが「間違えてませんよー。お嫌でなければ、大人だけのご利用も大歓迎です」だって/親子カフェノイ電話0166・56・7011、10時半~15時、木・日定休
- ロータリー商店会 事務局長 樋口一枝さん(美容室ULUオーナー)
- 上品な色使いのかんざし
平成11年に発足したロータリー商店会ですが、本格的に活動をはじめたのは3年前。親子グマの噴水(常磐公園の中にあったんだよ)やインディラ嬢(昭和25年の北海道開発大博覧会の移動動物園で大人気だったインド象だよ)など、この地域にゆかりのモチーフをデザインした手ぬぐいを販売したり、空き店舗が多い通りのシャッターにイラストを描いたり、定期的に地域のイベント〝イドバタ〟を開いたり。なんだかこの辺おもしろいことしてるなーって感じてくれた人にはお店を誘致したりもしています。興味がある人はぜひお声掛けを。セレクトショップに大福屋さん、とだいたいなんでもいけるはず(笑)。 ULUのオーナーとしては、着付師の国家資格取得のため、再修行中です。店内では古布で自作したつまみ細工のかんざしなんかも売ってます。いつかこの通りで幕末時代みたいな花嫁行列ができるといいな~。