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がん検診は「定期的に受けよう」と聞くけど、実際何をどうすれば良いのか分からない…。そんな初心者の私が、がん検診の重要性について「旭川がん検診センター」に聞いてきました。
第1回 教えて「がん検診」
◆“がんを見つけること”に 特化した機関
旭川がん検診センターができたのは昭和56年のこと。胃・肺・大腸・子宮・乳・前立腺がんの検診、そのほか人間ドックや特定健診などを行っています。検査は、年間1万数千人もの人を診ている熟練の医師や技師たちが担当。バスを使った出張検診も行っています。
◆気になる検診費用は?
国民保険や社会保険に加入していれば100~600円と、かなり安く受診できます。電話で事前予約をして受診し、約4週間後に結果が届きます。異常が見つかった場合は精密検査となり、そこでがんが見つかれば新たに病院を紹介してくれます。
◆いまだ低い受診率
年齢構成を考慮し調整した死亡率の北海道ワースト2位はがんです。しかし、がん検診の受診率は毎年減少していて、特に旭川市では著しく低下しています。平成27年度は胃がん7.7%、肺がん9.7%、大腸がん14.2%、子宮がん21.1%、乳がん25.6%といずれも30%を満たしていません。
◆がん検診は車の点検と同じ
がんは早期発見することに意味があります。そのため、放置すると今後の人生への影響が大きくなる若い人ほど受診が必要です。車の点検は「悪いところはなくても念のため」に見てもらうもの。その感覚で1~2年に1回の受診で十分なのです。平日に時間がない人は日曜検診も実施しています。早期発見は本人の身体的・精神的負担だけでなく、家族の負担も軽くしてくれるはずです。
次回は子宮がん・乳がんについて取材します!(8月予定)