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- 現在も会計関係の仕事をこなす荒木関さん。働いた後、スチールギターを弾くのが至福の時だとか
旭川在住のスチールギターの演奏家、荒木関要さんを迎えたライブ「荒木関要&エリマレイ・ハワイアンズ(桃弦郷)」が、7月29日(土)午後6時半から、カフェ&ライブバーグッド楽(旭川市3条通14丁目、越智ビル2階)で開かれます。
荒木関さんがスチールギターに出会ったのは、中学生のころ。ラジオから流れてきたハワイアン音楽の草分け、バッキー白片の演奏に心を奪われました。楽器を手に入れ、練習に熱中し、学生時代にはプロのバンドに加わって演奏旅行にまわるなど、一時はプロミュージシャンを目指したことも。今も仕事の傍ら演奏活動を続け、スチールギター歴は60年以上になります。
ハワイアンやカントリーミュージックでよく使われるスチールギターは、楽器を水平に置いて、スライドバーと呼ばれる金属の棒を使って演奏します。通常のギターに比べ難しいといわれ、市内で演奏する人もごくわずか。伸びやかでやわらかい音色が魅力です。
かつてのバンド仲間は他界したり体調を崩したりとライブが続けられなくなる中、「自分のバンドがサポートするので一緒にやろう!」と誘ったのは、荒木関さんの長男で、ドラムやカホンなどを担当する充さんです。「この歳になって、30以上も年下に怒られるとはね」と笑う荒木関さんですが、「スチールギターはいろんなジャンルの音楽に順応する楽器。今回自分にとって新しいリズムに出合え、演奏の幅が広がりました」とその探求心は尽きません。一方、充さんは「親父がどれだけ場数を踏んできたかを実感しています。技術は衰えるどころか、アドリブ演奏なんかは円熟味を増していて。元気に演奏できるうちに親子で共演でき、幸せです」と話します。
当日は、荒木関さんが得意とするハワイアンの懐かしいナンバーのほか、ビートルズやスタンダードジャズなどにも挑戦します。料金は1ドリンク付きで2000円。問い合わせはグッド楽(電話0166・22・5775)へ。