内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
- 施設によっては喫煙や飲酒が可能なところも。情報を一元提供する「すむところ」で、あなたにぴったりのすむところが見つかりますように
介護施設のポータルサイト「すむところ.com」を運営する介護福祉サーベイジャパン株式会社(旭川市6条通8丁目、本社札幌市)が、道北エリアの老人ホームや介護施設の情報をまとめた冊子「すむところ2017保存版」を発行しました。
「旭川は全国的に見ても老人ホームの数が多く、専門家さえも各施設の特徴を把握するのは難しい実情があります」と代表の齋藤厚さん=写真=。市の窓口で施設の一覧表を閲覧できますが、住所や電話番号、戸数、定員などの基本的な情報提供に留まり、数ある施設を比較できる仕組みではありません。そこで入居希望者と施設とのマッチングが少しでもスムーズになればと「すむところ・com」を開設。「ところが、入居希望者はもとより、ケアマネジャーでもITが苦手な人が多く、なかなか上手に利用されず…。そこで、サイトで紹介している110社に新しく100社を加えた情報誌を発行することにしたんです」。
市内184件、北は枝幸・遠別、南は中富良野まで市外26件について、住所や施設の種類、費用など基本情報から看護体制、スタッフ数、PRポイントなどを掲載しています。特徴的なのはインスリン注射や中心静脈栄養、痰の吸引など細かな看護の受け入れ態勢について「実績がある」、実績はないが「対応可能」「要相談」「対応不可」など実施状況をわかりやすく表記している点です。入居希望者が事前に知っておくべき実用的な項目について、看護師らからアドバイスを受けて追記しました。
かつて遺品整理のアルバイトをしていた齋藤さんは、孤独死した高齢者の荒んだ部屋を数多く見てきました。「いろいろな事情があったにせよ、せめて最期のひとときくらい穏やかに過ごせる場所はなかったのか」という悲しみが常に心の底にあったといいます。こうした思いもあって、終のすみかにふさわしい施設を短時間で見つけられるようサポート事業に乗り出しました。
「現在、道北エリアには560件、市内だけでも300件の老人ホームがあります。最終的には9割以上を網羅したい」と齋藤さん。来年4月ごろに発行予定の第2版では、ひとまず対象エリアで300件の掲載を目標としています。
税込1296円。旭川市内の各書店をはじめ、コンビニで購入できます。問い合わせは旭川事務所(電話0166・73・8880)へ。