馴染みの風景つぎつぎと
旭川っ子のためのご当地絵本

旭川市在住の画家・イラストレーターの三井ヤスシさんが、絵本「みーつけた！」を出版しました。もとは市内で生まれた赤ちゃんに絵本を贈る「うぶごえへの贈り物」事業のため、2013年に創作したもの。登場するキャラクターを一部変更し、表情、動きなどをブラッシュアップして、一般販売を開始しました。

迷子のペンギンが、チンパンジーやアザラシ、エゾシカなど旭山動物園でおなじみの顔ぶれと共に仲間を見つけるというストーリー。桜が咲く常磐公園や雪に包まれたバーサーロペット大会など、旭川らしい変化に富んだ四季や風景を、小さな子供も読みやすいくっきりとしたタッチで描いています。

山梨県出身で6年前に旭川に移住してきた三井さんは「この町は絵になるところが多く、掘り起こせばおもしろいものがいっぱいあります。この作品を通して、子供たちにふるさとを愛する気持ちを持ってもらえたら」と話します。税込1080円。ジュンク堂、冨貴堂各店、コーチャンフォーなど市内の書店で取り扱っています。問い合わせはミツイパブリッシング(電話050・3566・8445)へ。