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がん検診は「定期的に受けよう」と聞くけど、実際何をどうすれば良いのか分からない…。今回は女性と深い関係にある乳がん・子宮がんについて旭川がん検診センター保健師の新関おりえさんに聞いてきました。
第2回 教えて「乳がん・子宮がん」
◆有名人のがん告白によって増える検診率
まだ記憶に新しい30代女性タレントが乳がんで亡くなったニュース。彼女が闘病生活をメディアに告白したことによって、乳がんに対する認識が高まり、検診を受ける人が増えています。
◆乳がんとは
乳がん発症にはエストロゲンという女性ホルモンの分泌量が関係していて、初潮年齢が早い、閉経年齢が遅い、妊娠・出産経験が少ない人などがなりやすいと言われています。
年齢は30代後半から50代前半で、まれに若くして発症する人もいます。若い人は乳腺が発達していて発見しづらいため20、30代で検査を希望する場合は放射線を使うマンモグラフィではなくエコー検査がオススメです。
◆2種類の子宮がん
子宮がんは子宮入り口にできる頸がんと、奥にできる体がんに分けられます。特に頸がんは性経験の低年齢化により、若い女性に急増しています。これは一度でも性経験がある人なら感染の可能性があるとされる、HPVウイルスが原因です。とてもありふれたウイルスで、通常は自己の免疫力で自然に排除されますが、免疫機能がうまく働かずに感染期間が長く続いた場合、平均5~10年でがんへと進行していくことがあります。
◆早期発見・早期治療が救いの手
乳がん検診の料金補助の対象は満40才以上から。子宮頸がんは20代の偶数年齢と満30才以上に補助されます。定期的に受診することで、がんを早期に発見でき、治療費を抑えられるなどのメリットも。旭川がん検診センターは女性の検診スタッフが多く、肌を出すことに抵抗がある女性も安心して受診できそうです。
次回はがん検診を実際に体験します!(来年1月予定)