内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
- 左から、事務担当の3年生・石井さん、外渉役の4年生・竹林さん、接客上手な2年生・奥村さん。演奏で培ったチームワークはさすが
7条緑道の昭和レトロな裏路地「姫小路」で、旭川医科大学軽音楽部の学生3人がバー「サンチマンズハウス」(旭川市7条通8丁目)を開いています。
ある夜、いつものように姫小路の名店・馬場ホルモンで楽しいひとときを過ごした3人が店を出た時のこと。ふと向かいを見ると、「空き物件3.5万円」の看板が掲げられているではありませんか。「なにかおもしろいことやりなよ」―頭に浮かぶ先輩の言葉。アパートの家賃でも手一杯なのに、ノリで借りちゃったのが始まりです。
初稼動は、卒業する6年生の追い出しコンパの日でした。「いらっしゃいませ~」とドッキリを企画したところ、「最初は自分たちのお店だと信じてもらえなくて。店を開いたと伝えると、先輩は驚きを通り越して若干引き気味でしたね…」とマスターの竹林優さん。これで終わらせるのはもったいないと、それぞれが家庭教師や塾講師などで得たアルバイト代を注ぎ込み、正式な手続きを終えてこの春、正式にオープンしました。医大や教育大の軽音部を中心に、ライブでお世話になっている〝ハコ〟のオーナーや顔見知りのお客さんも通います。目下の心配事は、教授が「あいつら、単位落としたらただじゃおかない」と話していたと小耳に挟んだこと。これはまずい!と、テスト勉強や課題にはかなり余裕を持って取り組んでいるそうです。
フード類はありませんが、カクテルやソフトドリンクなど30種弱のドリンクが、2時間飲み放題で2000円。「自分たちの居場所になりつつあるので、医者になってからも後輩に引き継いで続けていけたら。あ、でも実際今、超赤字です。切実に、みなさん遊びに来てください!」とちゃっかり宣伝も忘れない、ノリよく腰は低い好青年たちなのでした。問い合わせは同店(電話050・5532・3928)へ。