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内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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- 豪雪地帯で88年に渡って町の歴史を見守り続けた沼牛駅。坂本さんとお孫さんが、かつてのように屋根を赤く塗り上げました
- 豪雪地帯だから、冬場の積雪はびっくりするほど!放っておくと倒壊するので、会のメンバーで何度も雪下ろしをします
20年以上前に廃止された旧深名線・沼牛駅(雨竜郡幌加内町字下幌加内)が、9月24日(日)の一日だけ、そばと甘味の店としてオープンします。
廃線と同時に、町の玄関口だった沼牛駅も長い役目を終えました。取り壊しを待つばかりの頃、地区のそば農家・坂本勝之さんが「思い出が詰まった駅が姿を消すのは忍びない」と、一人保全活動に立ち上がります。その様子を見た若者たちの中から力を添えたいと願う人々が現れ、坂本さんと共に「おかえり沼牛駅実行委員会」を設立。駅舎内を掃除したり、同じく長い歴史を持つ廃駅・足寄町の上利別駅の部材を譲り受けて建物を修繕したりと、往時の姿を取り戻そうと活動を続けています。
当日はこの駅舎内で、そば打ち5段の坂本さんが栽培し、自家製粉して手打ちした新そば(税込600円)をもり、かけ100食ずつ限定で提供します。また、そばまんじゅうとそば茶のセット(税込300円)も50食限定で用意。日本一の産地ならではの鮮烈な味が、趣のある空間でさらに深まりそうです。
幌加内のそば祭りで新そばを食べ損ねた方にぜひ、今回のイベントに来ていただきたいです。当日は深名線のオリジナルグッズも販売しますよ」と実行委員会の飯沼剛史さん。このほか深名線の非公開資料や、駅舎の利活用にともなうクラウドファンディングの取り組みについてパネルで紹介します。
公開は午前9時から午後3時。問い合わせは坂本さん(電話090・2698・1048)へ。