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内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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- 「次はとにかく明るい安村君を作りたい。パンツはもう用意したんだ」と谷さん。そっか、服いらないからね!
道道915号線沿いにかかしがいっぱいる―。そんな噂を聞きつけて向かったのは、嵐山中央会館から車で5分ほど先の江丹別町中園地区です。カーブを曲がった先に突如姿を現したのは、ずらり並んだ30体以上のかかしでした。
奥の畑に眼を向けると、むしろこっちがかかし?と見紛う野良着姿の男性が作業をしていました。この人こそ、作者の谷幸衛さん(85)。5~6年前から趣味で作り始め、最初は敷地の奥に飾っていたそうですが「たくさん作ったし、通る車から見えるところに飾りたくなってね。かかし村と名付けて展示し始めたんだ」と話します。
モチーフは安倍晋三首相や小池百合子都知事、トランプ大統領など連日テレビを賑わす有名人です。似ているかどうかは意見が分かれるところですが、写真やチラシを何枚も集めて特徴を研究しました。三つ折マットのウレタンを土台に、自宅の不要品や譲ってもらった洋服を着せているので、「若い人を作りたくても、服がなくて困っちゃうよね」と笑います。
今年の展示は「雪次第だけど」と11月下旬までを予定。来年は5月から新作を作り、展示したいと意気込みます。私有地につき見学はマナーを守って。