二十歳のころ、何してた？
「試練が自信をつくる」

小さいころ弱虫だった反動からか、自立したいという思いが強かったんだと思います。高校を卒業後、上京して化粧品会社の美容部員として働き始めました。大都会で少し気張っていたのかもしれませんが、「20代は遊びより仕事と勉強！」と心に決めていました。モデルのバイトの誘いとかもありましたが、「うわついたこと(と思っていたのは当時ですよ)をしてる場合じゃない」と、仕事をがんばりながら、お金が貯まったら学校に通って、メークアップアーティストなど様々な資格を取得しました。

そんな私を見ていてくれた上司が、当時最年少で現場のリーダーに抜擢してくれたんです。それが生意気だって、先輩に理不尽にいじめられまして(笑)。職場と寮を往復する毎日だったので、どこに行っても仕事関係の人ばかりだし…。精神的にとてもきつかったですが、お客様と接するときが唯一、生き生きとしていられる時間でした。そういう意味では今の仕事にも通じる原点ですよね。あのころの経験が自分を成長させ、自信につながったと思っています。