壺屋新ブランドRAMSから
4つのボンボンショコラ登場

旭川の老舗菓子店・壺屋から、新ブランド「RAMS(ラムズ)」が誕生しました。ベルギーで製菓を学んだ「き花の杜」のショコラティエ・村本賢亮(けんすけ)さんが作るスイーツに冠され、第1弾はきのう販売が始まった4つのボンボンショコラに付けられています。

美食大国ベルギーで2年半に渡って菓子の製造技術を学んだ村本さんは、ふるさとの食の豊かさを自分なりに発信する方法を模索していました。帰国後、様々なジャンルの製造メーカーと話し合う中で地域の名物を取り入れたボンボンショコラの可能性に着目。昨年秋頃から新商品の開発を進めてきました。

始めに挑戦したのはANA国際線ファーストクラスでも提供されている伊勢ファームの「江丹別の青いチーズ」。程よい塩気と柔らかな刺激のブルーチーズに、はちみつを加えて濃厚な旨みを引き立てています。次に取り組んだのは酒どころ旭川らしく地酒フレーバー。数ある中からチョコレートに負けない甘みが特徴の男山「復古酒」を採用しました。さらに喫茶ちろるの焙煎豆を練りこんだ「コーヒー」、日本茶カフェUSAGIYAの「宇治抹茶」を加えた4種が完成。素材の個性はそのままに、本場仕込みの技術で美しい菓子に昇華しました。

復古酒4粒入り、コーヒー2粒・抹茶2粒入り、各1粒ずつの3種類のセットを用意しています。価格はいずれも税込1200円。来月以降、ラーメンや餡とのコラボも検討しているそう。旭川を表現する新しい銘菓、今後の新作にも注目です。問い合わせはき花の杜(☎0166・39・1600)へ。