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東川町社会福祉協議会は、6月16日(日)に町内の飲食店「東川楽座 笹一」で、認知症や要介護認定を受けている高齢者と町内の小学1年生がスタッフとして働く「ひとあじちがう料理店」を開きます。
2017年に東京で介護福祉士らが開いた期間限定のレストラン「注文をまちがえる料理店」をベースに企画しました。同店のスタッフは全員認知症。注文を間違えても「まあいいか」とおおらかに受け入れ、スタッフも来店者も一緒に楽しもうという新しい価値観を発信しています。
東川町では今年2月、これをアレンジし、要介護認定を受けている人と町内の保育園に通う年長さんで「ひとあじちがう料理店」を開きました。配膳やサラダの盛り付けのほか、かつて和菓子職人だった高齢者が桜もち作りを担ったそうです。
一方の子供たちも協議会が企画した認知症サポーター講座を事前に受講しており、病気の特徴や接し方の注意点など、ともに働く上でのポイントを学びました。協議会の遠藤久子さんは「食後のアンケートが好評で、2回目の実施が決まりました」と笑顔を見せます。
提供する料理は、メインを肉か魚から選べる定食、お弁当の3種類で各30食。いずれも1000円で、要事前予約です。ベースは笹一の料理人が調理しますが、サラダの盛り付けやデザート作りは高齢者が担当します。前回年長だった子供たちは小学生になり、配膳する高齢者たちへの声かけを中心に、さらに頼もしくサポートします。
「お年寄りたちは、小さな子供がいるといつもよりしっかりとした気持ちになるようです。ともに働き、互いにいい影響を与え合う場になれば」と遠藤さん。申し込みは社会福祉協議会(TEL 0166-82-7505)へ。
この企画をさらに発展させ、夏期には「ひとあじちがう洗車場」もオープンします。高齢者スタッフがスポンジ洗いから拭き取り、磨きまでを500円で、さらにプラス500円で車内清掃もしてくれます。そして車の仕上がりを待つ間は「ひとあじちがう喫茶店」を利用できるそうで、こちらは小学生チームもサポートに入ります。くわしい日程・場所は未定。