旭川駅にピアノを設置
流しのプレイヤー歓迎します

通りすがりにさらりと一曲。周りには聴き入る人、立ち止まる人、足早に通り過ぎる人―NHKのドキュメンタリー番組「駅ピアノ」の世界が、JR旭川駅の南コンコースで再現されています。この企画を担当した旭川市地域振興課の小松一恵さんは「誰でも自由に弾いて楽しんで」と呼びかけています。

きっかけは西川将人市長宛てに届いた市民からの手紙でした。「音楽のまち・旭川」として、音楽大行進など様々な取り組みを実施している旭川市。その魅力を発信しようという市民の声に市長の思いが重なり、JR北海道旭川駅の協力のもと、この企画が実現しました。

ピアノはこの春に閉校した市内の千代ヶ岡小学校で使用されていたもの。30年前に製造され子供たちの成長を見つめてきたピアノが、木材をふんだんに使った駅舎の中で美しい音色を響かせます。小松さんは「駅にピアノの音色が満ち、くつろぎと賑わいが生まれれば」と期待を込めます。

利用時間は午前10時から午後6時まで。7月16日(火)までの期間限定です。問い合わせは地域振興部地域振興課(☎0166-25-6212)へ。