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- 永山にゲストハウスを開業する松本さん
旭川市永山地区に、宿泊棟やカフェ、広場などを備える「旭川公園ゲストハウス」がオープンします。管理するのは昨秋、家族で本州から移住してきた松本さん一家。オーナーの松本浩司さんは「日常的な地域の暮らしを体感できる場所にしたい」と話しています。
兵庫県出身の松本さんは学生時代、卒業旅行で北海道のユースホステルなどをめぐるツアーを企画。ありきたりな有名観光地をまわるのではなく、地域の人々との交流を目的とした旅は、「いつか北海道に拠点を作りたい」という思いを強くしました。
卒業後は、東海・中部地方の中日新聞で10年間記者をしていましたが、まちの人を取材してまわるうち、「客観的な立場よりもプレイヤーになった方が楽しい」と感じ、学生時代の北海道への思いが具体的な構想となっていきました。
移住先に旭川を選んだのは、「まちと自然が調和した面白い土地」だと感じたため。JR宗谷本線沿いの空き地約480m²を購入し、そこに広さ3坪ほどのゲストハウス3棟と、食堂やラウンジとして使える共用スペースを建設しました。建物に囲まれた公園スペースには、古材を利用した遊具などを設置する予定です。
周囲は田園地帯で、車で10~20分ほど足を伸ばせば、里山の突哨山や当麻の森、農家のお母さんたちの直売所があります。観光ガイドブックで紹介されるような大型施設はありませんが、「ここには、身近な恵みを生かした豊かなものづくりに取り組む人々との出会いがある。観光地化されていない、普段着のローカルの魅力を伝えたい」と松本さんは話します。
宿泊料金は、定員2人の二段ベッド付きシェアルームが一人7300円。ファミリー向けのロフト付きハウスは一人8200円で、一棟貸しにも対応します。旭川市と近隣7町在住者は1000円引きになるほか、学割サービスもあります。
9月19日(木)グランドオープン予定。15日(日)には、木こり体験やバーベキュー、木工ワークショップなどが楽しめるプレイベントが開催されます。ピザやお菓子などのミニマルシェも登場します。問い合わせは旭川公園ゲストハウス(旭川市永山1条24丁目、☎090-6664-4141)へ。