繊細であたたかな紙のアート
中央図書館で30日まで

作者は旭川市内で切り絵教室を主宰するMao(まお)さん。幼いころから絵を描くことが好きで、自分自身の絵に一層向き合う方法として、絵画を切り抜く切り紙を続けてきました。「実はすごく飽きっぽいので、新しいことをしてみたくなっただけなんです」と笑いますが、素材やモチーフ、展示方法を工夫し、独自の世界を展開しています。

長い障子紙や風合いのあるクラフト紙、カラフルな色上質紙に、大好きな動植物や抽象柄など自身で起こしたデザインを切り抜きます。額装ではなく紙がゆったり折り重なるような立体展示で、透け感や柔らかな動きを生み出しました。「帯やコットンボールのオブジェも手作りです。色々と見どころがありますのでぜひ会場へ」と話します。

今回は旭川市内のイラスト作家・TAISHIさんの作品も展示。2つの紙の世界が温かく調和する展示会になっています。10月30日まで(7･15･21･28日は休館)。問い合わせは中央図書館(☎0166-22-4174)へ。