これでほんとに最後…！？
写真の楽しみ伝える作品展

旭川市内在住の写真愛好家・子安栄信さんが喜寿を記念し、壺屋総本店なゝ花窓館2階ギャラリーで作品展を開いています。毎年様々な形で開いてきた展示会も、77歳の今年が最後。3人の子供たちの作品も展示し、写真の多彩な楽しみ方を伝えます。

「最初の個展は14年前。たまたま北海道旅行中の茨城の男性が見に来てくれて。写真について話すうちに仲良くなって、以来親交を深めてきました。僕の最後の展示会は親子展にしようというのもその人の案なんだ」と子安さん。その人は今年の初めに帰らぬ人となりましたが、もともと目立つことを好まない子安さんに、最後の展示会を後押ししてくれたようです。

会場は、子安さんの光と影が印象的な風景写真をはじめ、東京でコンピュータグラフィックの制作会社に勤める長男が撮ったCGのように幻想的な東京の街並み、長女が撮影した色鮮やかな花、旭川市内でカメラマンとして活躍する次男・徹さんのミニチュア的旭川など、それぞれに興味の矛先が異なる作品を展示した、大らかで楽しい雰囲気。ほかにも子安さんが長年通い続けてきた撮影場所をまとめた虎の巻や、愛用してきたフィルムカメラのパネル、毎年家族写真で作っている年賀状の一覧などもあり、写真と共に歩んできた足跡を伝えます。

8月16日(日)まで。開場は午前10時から午後5時。期間中は子安さんが毎日在廊し、スクラップブッキングと3Dクラフトフォトのワークショップを開きます(各1000円、要事前予約)。