ベビフェと農高がコラボ開発
3つのメニュー食べに来て

全国に90店を展開するカフェレストラン「ベビーフェイスプラネッツ」の旭川店は、旭川農業高校食品科学科乳加工班の生徒らと開発した3メニューを、9月19日(土)から22日(火祝)の4日間に数量限定で販売します。

同店を運営する山室繊維株式会社の取締役部長・佐々木正人さんが、新型コロナウイルスの影響で高校の販売会が中止になったことを知り、同校で製造した乳製品を活用したメニューを販売しようと呼びかけたことから企画がスタート。同店のシェフらのアドバイスを参考に、2年生9人が7月からアイデアを練って試作を重ね、上級生や先生を相手にプレゼンして完成品のチェックも行いました。

今回販売するのは、学校で飼育している牛から搾ったミルクで作った熟成ゴーダチーズやクリームチーズ、ヨーグルト、アイスクリーム、栽培したトマトで作ったソースなどを組み合わせたオムライス(1089円)とパスタ(1089円)、パフェ(649円)の3品(各1日20食限定)。「熟成チーズはそのまま食べるのが一番と思っていましたが、加熱することでさらにうまみが増すなど新しい発見もありました」と2年生の尾田さん。活用の裾野が広がりました。

当日の調理は同店のスタッフが担当し、生徒たちは配膳を受け持ちます。「授業では加工品づくりがメインの生徒さんたちに、自分たちが作った食材の魅力をどう消費者に伝えるか、また料理にどう反応していただけるか、現場で様々なことを感じ取ってもらえたら嬉しい」と佐々木さん。指導する原木先生も「現場のお仕事に関われる貴重な機会。職業観の醸成にもつながるのでは」と期待を込めます。

3メニューの提供は午前11時から午後3時ですが、なくなり次第終了。問い合わせは同店(☎0166-63-2700)へ。