天文業界の快挙を祝って
科学館に「はやぶさ2」帰還！？

旭川市科学館サイパルで、今月から小惑星探査機「はやぶさ2」の実物大模型を展示しています。

2014年12月に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた同機は、小惑星リュウグウの砂を採取し、先日、再び地球へと戻ってきました。

約50億キロを飛行する大仕事を成し遂げた同機の帰還を前に、同館では天文担当の職員・近藤祐司さんが今年9月末から約2カ月かけ、実物大の模型を制作。高さ1.25メートル、奥行1.6メートル、幅は太陽光パネルを含めると6メートルにもなります。発泡断熱材に金や銀のシートを貼り合わせたボディに、霧吹きのプラスチック部分を加工したエンジン、ほかにダンボールなどの身近な素材を使用。小惑星リュウグウに着地する際の目印となったターゲットマーカーなど、細部まで忠実に再現しています。

「本物さながらの構造や機体のダイナミックさを実感していただけたら嬉しい」と近藤さん。今後、模型は館内ロビーに常設されます。見学無料。午前9時30分から午後5時開館。月曜ほか、12月30日から1月4日は休館(1月2日は開館)。問い合わせは同館(☎0166-31-3186)へ。