内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
- 野球部の活動紹介と地域のお店の情報を載せたフリーペーパー創刊号を手にする岡田さん(左)と長田さん(右)
- 道教大旭川校硬式野球部。年間20試合のリーグ戦は、旭川、苫小牧、網走、函館と道内全域で繰り広げられます
道教大旭川校の硬式野球部が、部の活動紹介と大学周辺のお店の広告を掲載した月刊フリーペーパー「カチ上げ」を創刊しました。編集を担当した同大3年で学生監督の岡田大輝さんと長田風馬さんは「フリーペーパーをきっかけに、野球部のことを知ってもらい、新型コロナで苦しむ地元の飲食店を学生みんなで支えたい」と話しています。
道教大旭川校硬式野球部は選手25人、マネージャー1人が在籍。北海道学生野球連盟1部リーグで、強豪校相手に上位進出を目指し、日々奮闘しています。
1部リーグの中で、大人の指導者が不在で、学生だけでチームを運営しているのは同校のみ。さらに、部員から集める部費だけでは活動費が足りず、練習用具を揃えることもできません。学校のグラウンドもぼこぼこで、内野には石が転がり、草が生えている状態。「ノックをするにもイレギュラーがひどく、とても野球ができる状態ではない」といいます。
フリーペーパーは、広告掲載の寄付金を、部の活動費に充てようと企画しました。題字の「カチ上げ」は、野球でアッパー気味に押し出すバッティングのこと。1月下旬に発行した創刊号には、創刊のあいさつとして、部の窮状や、新型コロナウイルスの影響で地域のお店が閉店してしまったこと、大学に行けず、友人や先輩後輩との交流が減ってしまったこと、こうした現状を何とか打破したいという思いが率直に綴られています。
創刊号の広告は、準備段階として、岡田さんと長田さんの2人で集めてきました。実際にお店に出向き、フリペ創刊のことを伝えると、「がんばってね」「応援してるよ」と温かい声をかけられました。
活動費捻出のために企画したフリーペーパーですが、「地域の方たちと、読者である教育大のみんなに、野球部のことを知ってもらうのが大切なことに気付きました」。
目標のバッティングマシーンは100万円。寄付金だけでは遠い道のりですが、「このフリーペーパーを通して、教育大生に地域のお店を利用してもらい、地域を盛り上げていきたい。そして、みんなに応援してもらって、僕たち野球部も強く成長していきたい」と力を込めます。
B3判ペラ両面カラー。創刊号は700部印刷し、部員が手分けして、教育大生に配布します。3月は春休みのため休刊し、次号は4月上旬発行予定。広告出稿などの問い合わせは、岡田さん(☎080-5838-2130、t.obase213051@icloud.com )まで。