オフィスや自宅に
パーソナルスペースを

職人の技と機械の生産力を合わせた家具作りを続ける大雪木工は、得意な箱物家具の新たな可能性を示す、入る箱シリーズ「働箱」(はたらきばこ)をオフィスで公開しています。

2019年から展開してきたこのシリーズは、「入れる匣から入る箱へ」をコンセプトに、家具と小部屋の中間のようなユニークな商品が揃います。たとえば代表作のコンパクトなパーソナルデスク「机箱」は、上下と左右を囲った箱の中にベンチと棚がしつらえられていて、勉強や趣味に、鏡と照明を付けてパウダールームにと工夫次第で様々な用途に利用可能。置くだけで自分だけの小空間を作ってしまうのが従来の家具とは違うところです。

現在同社のオフィスで公開されている「働箱」は、道産トドマツの三層パネルで蜂の巣型に仕切ったワークスペースです。一人ひとりが集中できる机のほかに、ソファ、小上がり、机と棚のセットの4タイプがあり、各小部屋同士を接合することでそれぞれに独立した空間を有機的に繋げます。組み合わせ次第で多様なシチュエーションを生み出せる魅力を伝えようと、今回自社のオフィスを改装してすべてのモデルを設置、公開することに。「四方をほどよく囲まれているためプライベートも確保できます。自宅に置けば、在宅ワークや書斎として利用できますよ」とインテリアコーディネーターの中谷さん。

無垢材のため、経年変化で徐々に色が変わっていく楽しみもありそう。働きながら、一緒に成長する感覚を味わって。問い合わせは同社(☎0166-82-2900)へ。