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いつも変わらずそこにいて、時には優しく時にはキリリと迎えてくれる、お店の顔ともいえる母さんたち。その無邪気な笑顔や巧みな話術に馴染みの客はもちろん、この街の誰もがついつい魅了されてしまいます。
今日も素敵に元気に店を切り盛りする、そんな看板母さんたちをご紹介します。
キャリア50年超えでも衰えぬ向上心
橋本ダンス教室
橋本 真理子さん
開業から41年、代表だったご主人が亡くなってからは、4名のスタッフさんと共に教室を守ってきました。21歳の頃に踊り始めてから、そのキャリアはすでに50年。シャンとした立ち姿にバシッとキメたメイク、ただ者ではないオーラに「一度で顔を覚えてもらえるの」というのも納得です。他に趣味はなく、とにかくダンスが大好きだという真理子さん。これまでに17人ものプロを育て上げましたが、自身もまだまだ貪欲で、「10年と言わず、健康なうちはずっと踊っていたい」。71歳にして現役バリバリ、その姿はまさにダンシングクイーンです。
ようこそ!! ダンスの世界へ
橋本ダンス教室
住所:旭川市旭町2条6丁目12-71オークヒルズ2.6 1FTEL:0166-22-8792/定休日:月曜日 ( サークル有り )/駐車場:7台
旭町/ダンス教室
パワフルなショーマン ホントはお魚派
焼肉のえっちゃん
川崎 悦子さん
介護のお仕事と並行しながら、3年前から焼き肉店を営むえっちゃんは、とにかく人の心をとろかす笑顔が魅力(常連さんもメロメロ!)。なにを隠そう、ピンクレディーのキラキラ系から演歌の振袖まで、華麗な衣装で舞台を盛り上げるステージダンサーでもあります。たまの休みには畑で野菜づくりに精を出し、昨年は388kgものおばけカボチャを育てて新聞に紹介までされちゃう多趣味な人です。近頃は歌もお好きなようで、「外では歌いにくいから、今年の母の日はマイマイクが欲しいわね~」とにんまり。素敵な笑顔で上手におねだり♥
変わりゆく街も人も店も優しく受け入れる
叶屋茶舗
岩本 文子さん
創業から85年目を迎える歴史ある茶舗を、創業者の娘として中学の頃から長きにわたって支え続けてきた文子さん。息子の光弘さんが跡を継いだ3年ほど前からは、「ほとんど任せているの」と、店舗の改装や新メニュー開発などの新しい取り組みにも「肝心のお茶がおろそかにならなければ、それでいいのよ」と温かな目で見守ります。店に立つ機会はめっぽう減りましたが、まだまだ「お母さんいる?」と尋ねてくる常連客も。そんな日は20分近く話しこんでしまうこともあるそうで、その優しくおおらかな人柄に、ついつい時間を忘れて包み込まれてしまうのです。
若き芸術家たちを育む懐の深さ
額縁のピカソ
菊池 万智子さん
旭川で美術やデザインを志す人たちから、と〜っても頼りにされている万智子さん。お金がない学生には、「出世払いでいいよ!」と画材を分けてあげることもあり、お世話した学生が後に美術教諭になって「恩返しを」と、学校の備品として画材を仕入れてくれたなんてエピソードも。「人が好きだから、50年も続けてこられたんだと思うよ」。御年74歳、大きな声で豪快に笑う姿は今も健在です。高校時代から30年通う常連も「良いも悪いもはっきり言う菊池さんは、心の拠り所なんです」。それにつけても、声のトーンは昔から何ひとつ変わっていないそう。
額縁のデパート 掛軸・絵画も豊富に取り揃えております。
額縁のピカソ
住所:旭川市3条通1丁目右10号TEL:0166-26-0077/定休日:年中無休/駐車場:店舗裏 10台駐車可
3条通/工芸・ギャラリー
大切な場所、だからこそ紡いでゆきたい
おかだ紅雪庭
髙橋 富士子さん
国の登録有形文化財でもある「旧岡田邸」で営む、蕎麦と日本料理の店を一手に切り盛りする富士子女将。凛とした和装に身を包み、店内のしつらえから来店応対、スタッフへの指示出しまで何かと忙しく動き回る日々を送ります。「1人ではできない事が多くて、周りの皆に助けられてばかりなの」と謙遜しますが、取り壊しの危機に瀕していたこの邸宅を、女性起業家として活躍していた前職時代に財団をつくって飲食事業化した立役者です。その溢れる情熱や行動力が自然と人々の心を動かしてしまうのでしょう。次なる目標は、後世が安心できるバトンタッチ。
有形文化財・旧岡田邸 瀟洒な建物でこだわり抜いた蕎麦を
蕎麦と料理 おかだ紅雪庭
住所:旭川市5条通16丁目1099番地TEL:0166-22-5570/定休日:水曜日/駐車場:建物裏手にある岡田邸200年財団駐車場 もしくは斜め向かいにあります「やわらぎ斎場」様の駐車場(提携)をご利用下さい。
5条通/うどん・そば, 和食・寿司・割烹
- ランチ
- 駐車場
- テイクアウト
- 予約優先
- 宴会・パーティー
- 接待・会食
- 慶事・法事
- 個室
- 貸切可
- カードOK
本の数と同じだけ出会いがある
こども富貴堂
土井 美千代さん
扉を開けると、ずらりと並ぶ1万冊もの絵本。その奥でいつもにこやかに出迎えてくれるのが代表の美千代さんです。閉店の危機にあった同店を仲間たちと共同で引き継いでから今年で33年、「素敵な人と本に囲まれた人生よね」。読み聞かせ会で仲良くなった子の微笑む顔、わが子の絵本を探しにやってきたお母さんが、あのときのあの子でびっくりした日…。そんな日常の出来事が、全て美千代さんにとって大切な記憶の1ページです。「これからも細々とこの場所を守っていけたらいいな」。そう話す笑顔も、きっと誰かの1ページになっているはず。