内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
威勢よく気前よく、黙々と丁寧に。そんな仕事っぷりはやっぱり偉大さ。
今日も変わらず元気に店に立つ、看板父さんたちをご紹介。
趣味を突き詰め 第2の人生を謳歌
ゆるやかな空気感と優しい笑顔が印象的な芳範さんは、実は5年前まで工場勤務のサラリーマン。10年ほど前に出会った「自家焙煎読本」という本をきっかけに、スペシャルティコーヒーの世界にのめり込みました。その後は自家焙煎豆の販売からスタートし、店舗を構え、ついには脱サラ。「ちょうど結婚するときだったので、結納返しは焙煎機でした(笑)」。コロナ禍でもなるべく直接会って話すことを大事にしているという芳範さん。「コーヒーはコミュニケーションを生むもの。お店も変わらずそういった場所でありたいな」と、これから先の未来に願います。
yoshinori coffee ヨシノリコーヒー
東川町北町12丁目11-1
あなたもきっと、この笑顔に釣られます
昭和55年創業、当初は金物雑貨の販売が主でしたが、趣味の釣り好きが高じて、釣具を店に並べ始めたことが転機でした。やがて訪れたブームもあってコーナーはどんどん拡大。ついに店内に「フィッシングタックル・みなと」を併設してしまいます。現在はフライフィッシングを専門として、大手釣具店にはないであろうマニアックな商品も揃え、「本当に良いお客さんに恵まれたからここまでやってこれた」と巧さん。親しいお客さんと川で一緒に竿を振ることもしばしばで、そのにこやかな笑顔と優しい人柄に、今日も沢山の釣り人が引き寄せられてしまうのです。
フィッシングタックル・みなと
旭川市北門町13丁目2145-97
農家とお客さんを最短距離で繋ぎます
八百屋の仕事に就いて、間もなく25年。教育大在学中に父親が体を壊し、それならばと跡を継いだことから始まりました。「実際にやってみると、もっとこうしたい、もっと野菜を楽しんで欲しい、と欲が出て」。野菜ソムリエ上級プロの資格を取り、10年前には「アミューズ(=楽しむ)マーケット」をオープンしました。「いまの農家の2・3代目は、他と違う自分らしさを追求している。僕たち流通の人間が、彼らの後押しをしてあげられたら。地元野菜の良さを生かして、いずれは旭川から都会に仕掛けていきたいね」とにっこり。地域農業の看板も支えます。
シニア野菜ソムリエ、野菜ソムリエ、栄養士、調理師が運営する青果店
amuse market 神楽岡プラタナス通店(アミューズマーケット)
住所:旭川市神楽岡5条4丁目1-8TEL:0166-73-7361/定休日:無休/駐車場:あり
神楽岡/食品
- 駐車場
- テイクアウト
- バリアフリー
- カードOK
今日も味と客を守る、正義の番長
声がでかく、筋が通らないことが大嫌いな、某高校の心優しき元番長。52歳で脱サラして、仙台の牛たんの人気店に弟子入りを志願。暖簾分けは簡単ではありませんでしたが、店主(故会長)も52歳の時に一念発起して店を立ち上げた経緯に縁を感じて、旭川での独立を許されました。開業して26年、今や旭川に牛たんのうまさを広めた伝道師とも言える一男さん。最近は牛たんの価格が上がっていますが、味を優先に仕入先は変えません。独立後間もなく襲った狂牛病もそうして乗り越えました。コロナ禍にも、味とお客さんを守るべく、番長魂で立ち向かいます。
老若男女に愛される看板″じぃじぃ″
サラリーマンとして40年間の会社勤めを定年退職後に始めた、おやつのお店も今年で12年目。「ボケ防止にやってんだ」と冗談交じりに笑いながら話す修一さん。ポップコーン詰め放題100円など、驚きの価格設定のわけは、シンプルに「子供たちが喜ぶからね」。テストの満点や公式戦でのホームランを知らせに来た近所の高校生に、ソフトクリームを振る舞うなど、まさにみんなのおじいちゃん的存在です。その店名から、どんな頑固ものが出てくるのかと身構えてしまいますが、お客さんとのおしゃべりが何よりも楽しみな、心優しきじぃじぃでした。
本業は、「はたらくくるま」の運転手
春光台に昨年オープンしたビークルベース。大の車好きという憲一さんが「気軽に自分の手で作業できる“場所”を提供したい」と立ち上げたレンタルピットです。そんな憲一さん、実は本業は熟練のクレーンオペレーター。会社勤め時代は顧客から直接指名されたほどの腕前で、それならばと4年前に25tクレーン車を購入して独立しました。現在は中古車売買やキャンピングカーレンタルも手掛け、ピットと合わせて「若者の車離れが進むこの時代に、車の楽しさを広めていけたら」。オープンから約1年、その温厚で朗らかな性格を慕う仲間たちが既に増えています。