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内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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昨年の東京オリンピック、今月の北京オリンピックと大きなスポーツイベントが開催されていますが、スポーツと歯科は深い関わりがあるのはご存知でしょうか。
日本スポーツ歯科医学会という専門組織もあり、スポーツと歯の関わりが研究されています。例えば、奥歯のかみ合わせが悪いと、重心動揺と呼ばれる頭が揺れ動く幅が大きくなる現象が起こります。競技によってはこの重心動揺がバランスに影響しパフォーマンスの低下の原因になることがわかっています。
このことは、アスリートに限った話ではなく、特に高齢者にも深く関わりがあり、奥歯でしっかり噛みしめられることは重心動揺を軽減させ、転倒防止に繋がります。
ご自身の歯でなくても、入れ歯でも奥歯のかみ合わせが有るのと無いのでは転倒率に明らかな違いが現れるのです。筋力は60〜65歳から急激に低下することが研究から明らかになっており、高齢者の転倒の原因にはサルコペニアと呼ばれる全身の筋力低下と奥歯のかみ合わせの喪失が関係しています。
健康寿命をより延ばすためには、運動による筋力維持とかみ合わせの維持がとても重要なので、奥歯に不安のある方は早めの歯科受診を強くおすすめします。
特に左右どちらか、片方だけは大丈夫、そう思っている方。左右でバランスが悪くなっている方も全く安心できませんので、ぜひ一歩踏み出してみてください。