内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
農具や馬具、陸軍の備品がずらり。東川町の東雲(しののめ)地区で見つけられた古道具を展示する私設博物館が、同地区のレストラン「ゴローソ」(東川町東3号北32)の敷地内にオープンしました。
東川町の奥に、美しい水田が広がる小さな東雲地区があります。ゴローソのオーナー・ゴローさんはこの地にほれ込み、7年前に自宅兼レストランをオープンしました。近隣農家と親交を深めるうちにゴローさんの古いもの好きが知られるようになり、地域で納屋を取り壊す際にはかならず声がかかるように。「農具、馬具をできる限り引き取って保管したよ。そうしないと、あの人たちすぐ燃やして処分しちゃうからさ」と笑うゴローさん。以前から私設博物館の構想はありましたが、今年立て続けに納屋2棟の取り壊しが決まったことで「ちゃんと見てもらえるようにしようとスイッチが入った」と話します。
集めた品々は、ゴローソの敷地にある築80年の納屋に展示しています。種もみを直播きできる「たこ足」やもみ殻をのぞく「とうみ」、様々な形のクワ、木挽きのこぎり、ミルク缶などの農具をはじめ、小ひきだしや炭火アイロンなど家庭の道具、馬そりや鞍といった馬具など、明治から昭和にかけてこの地で使われた生活の道具たち。さらに戦争から帰還後に熊ハンターとして活躍した人の備品まで。それぞれの品には、当時を知る人から聞いた話やゴローさんが調べた内容を元に、ユーモアたっぷりの解説が付けられています。
入館無料。「展示品に触ってもOK!安全に留意して見学してください」とゴローさん。展示スペースは今後も拡大予定です。問い合わせは同店(TEL.090-6879-8998)へ。