地域社会の未来を見つめる
「君の椅子」プロジェクト

今年開学54周年を迎え、地域に根差した研究に力を入れる旭川大学(旭川市永山3条23丁目)は、12月3日(土)午前10時から午後4時まで、同大学の大講堂で「君の椅子」プロジェクトを軸に地域社会の未来を考えるシンポジウムを行います。

「君の椅子」は子供たちの誕生を祝って、居場所の象徴であるイスを贈るプロジェクトです。全国各地のデザイナーが心を込めて書き上げた年ごとに異なるデザインを元に、旭川家具の職人が道産を中心とした無垢材を使って一つひとつ手作りしています。新たに町の一員となる子供を迎える喜びを地域のみんなで分かち合いたい―旭川大学大学院・磯田ゼミのそうした会話が2006年に形となり、現在では東川町や福島県など、道内外13の自治体で取り組まれるようになりました。

シンポジウムでは、プロジェクト代表の磯田憲一さん＝写真＝による講演を予定。後半では、参加者とともにプロジェクトのコンセプトを再確認しながら、これから目指す地域社会づくりのデザインについて、パネルディスカッションを行います。

参加は無料ですが、事前予約が必要です。参加希望者はメール( chiken@live.asahikawa-u.ac.jp )で申し込んでください。シンポジウムの詳細は大学ホームページから確認できます。途中休憩時には大学生協の食堂を利用できます。問い合わせは旭川大学地域研究所(TEL.0166-48-3121、平日午前9時～午後4時)へ。