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- かつてはコーヒー嫌いだったという轡田さん。今では起業に反対していたとは思えないこの笑顔!
「ある日突然、サラリーマンの夫から『独立したい』と言われたらどうしますか?」―スペシャルティコーヒーの専門店「ヨシノリコーヒー」(東川町北町12丁目11-1)の轡田(くつわだ)紗世さんが、今月24日、店のオープンから現在までの8年間の軌跡を綴った書籍「田んぼの中のコーヒー豆屋」(新評論)を発売しました。
生産者から直接買い付けし、自家焙煎したコーヒー豆を販売する豆屋として2015年にオープン。一定の基準を満たした高品質の豆で淹れる、スペシャルティコーヒーの文化を広めています。
書籍では、結婚、出産、東川町への移住から起業までの怒涛の日々と、悲喜こもごものストーリーを自身の言葉で赤裸々に語っています。
夫である芳範さんの情熱にほだされるまま、出産して間もなくお店を任され、不安な気持ちを抱えながらがむしゃらに働く日々。結婚後に夢見ていた安定した生活とは180度違う毎日の中で、お客さんとの関わりが徐々にやりがいとなり、地域に根差した店としてまちづくりに参加するようになるなど、お店の物語を軸に、移住者、働く母といった様々な視点で実体験をまとめました。
「自分の経験が、東川町の未来に繋がるものになってよかった。でも一番伝えたかったのは、お店で出会えた方々への感謝です」と笑顔の轡田さん。オープンに際してかかった費用も明示されており、移住、起業を検討している人のよきガイドにもなりそうです。
四六判312ページ、1980円。ヨシノリコーヒー本店・旭川駅前店をはじめ、ジュンク堂など大型書店で販売しています。問い合わせは同店(TEL.0166-56-0099)へ。